「昔は」とは言いません。
「昔も今も」先輩たちにゴルフを教えてもらった
という方は多いと思います。
クラブは常に3,4本持って、打ったら走れ。
クラブを取り替えにカートに戻るなんて十年早い。
他の人がカートに乗ってるなら、
クラブを持ったまますぐに乗れ。
クラブをしまっているだけ時間がかかる。
バンカーからグリーンに乗せられなかったら
グリーンに乗せることをまず優先し、
バンカー馴らしはほかの人に頼め。
寄せのクラブはカップとカートの間のラフに置け。
そうすれば忘れにくいし、
無駄な時間もなくなる。
これは「なるほど!」と思いました。
それでもちょくちょくクラブを忘れますが。
グリーン上は走ったり、靴底を引きずって歩くな。
芝が痛む。
他の人のパットラインは絶対に踏むな。
芝が荒れ、上級者ほど気にする。
初心者の頃なんて、
自分で自分のラインを平気で踏んでましたけど。
自分のパットの順番をよく意識して、
自分の番になったらすぐに打てるようにしておけ。
自分の番になってから
ラインをあれこれ見始めるなんてのはもってのほか。
グリーン上でスコアを書くな。
グリーンからはすぐに出て、
後ろの組の人を待たせないようにしろ。
これも「なるほど!」と思いました。
前が空いちゃうから、
悪いけどこのホールはギブアップにしよう。
後ろの組の迷惑になってしまうし。
これにはむしろほっとしました。
スコアなんて多すぎて数えられないし、
いつになったらグリーンに乗るのかしら?
という状態でしたので。
これらの教えは
他のゴルファーには迷惑をかけるな。
特に遅くなることが一番の迷惑になる。
ということが十分意識されたものだったと思います。
一方でこういう方もいらっしゃいます。
初心者ばかりで遅いから
一番後ろの組に変更してくれ。
一番後ろにしても、
最初のハーフの後に折り返しの組が来ますので
一番後ろの組だから遅くてもよい
というのは困りますが。
何で?
いや、「何で?」って何でですか?
禅問答のようでしたが、これを認めると
100人近くの人の後半のラウンドに
影響が出てしまいます。
初心者の方にゴルフを教えることは大変ですし、
ゴルフ業界にとってもありがたいことなのですが、
まず優先すべきマナーは何なのか
ということをを教えて頂きたいものです。
その方はその方で、そういう方に
ゴルフを教えてもらったのでしょうが、
不幸な話だとも思います。
一方、今思い起こしてみると
目土をしろ
ボールマークを直せ
ということは、初心者の頃には言われませんでした。
多分、ぼくらがアタフタ駆け回っているときに
諸先輩方がやってくれていたんでしょう。
まあ、初心者は遠くから乗せることがほとんどなく、
結果、自分で深いボールマークを作ることも
まずありませんが。
2017/11/8