打ち込まれた、打ち込んできたって本当にそう?
この件は本当に難しいので、
今回は間違いのない部分から
順に挙げてみます。
数回にまたがるかもしれません。
怪我、盗難等について
コース側は基本的に責任を負わない
知っていらっしゃる方は何をいまさら
でしょうが、知っていらっしゃらない方が
結構お見えのように思えます。
広い施設内で固い小さな球を
高速で飛ばすスポーツ
ということから、このようになったのでしょうが、
打込みを含めて、怪我をする可能性は
ついて回りますし、盗難もまた然りです。
それを全てコース側で責任を持つことはできません。
ラウンド後に大事にしまっておいた
ビニール袋の中の靴下が万一盗難に遭っても
ゴルフ場側は責任を取れません。
クラブの盗難も、ご心配であれば
ラウンド後すぐに車内に運び込むべきです。
バッグの取り違えも同様です。
ラグビーの試合中に相手をタックルで
骨折させた場合、タックルした選手や
両チームの責任者、更に会場の責任者が
責任を問われるかと言えば、それはないです。
指導者も敵が来たらタックルしろ。
ただし、怪我はさせるな。
怪我までさせたらそれはお前の責任だ。
では、選手がついていけません。
責任を問われるのは、あくまでも
過失があったために発生した
事故・損害の場合のみです。
見にくい所には信号機を置く等、
事故などの防止処置は各コースで
いろいろと講じてはいますが、
それは責任があるからというよりも
事故軽減の努力をしているだけです。
打つ人の飛距離に差がある以上、
信号機はあくまでも一般的な目安であり、
見えていない所を狙う飛距離のある方には
そこに打っても大丈夫かどうかの
確認が求められます。
タイガー・ウッズに信号が青になったからと、
15番ロングでグリーンを狙われても困ります。
全てに責任を取れということになりますと、
固いボールは危険ですので、
スポンジボールでラウンドをお願いします。
ということになってしまうか、
数百万円単位の年会費を頂き、
警備員をそこら中に配置して、
メンバー関係者だけがラウンド可
という方法しかありません。
ひょっとするとヘルメットの着用も
義務付けられるかもしれません。
スポーツとは、常に危険性が存在するため、
全ての人がそれを理解した上で
極力、事故等が発生しないように
互いが協力していくものではないかと思います。
2018.4.8