昨日に続いて、「あまりない」という意味で、
みとGCの「トリッキーなホール」をご紹介します。
★御津コース13番ホールミドル344yd(白ティ)
豪快な打ち下ろしと左45°に曲がったドッグレッグが
特徴です。
ドッグレッグのホールって、普通はさほど
上り下りの傾斜のないホールが多いです。
山肌を縫うようにフェアウエイを確保しますので、
片方は上りの崖、もう片方は下りの崖となり、
水平方向の変化はそんなにはないです。
でも、ここはティグランドを高い所に作った上で、
ドッグレッグとしていますので、極端な下り傾斜が
あります。
行ったこともやったこともないですが、
「鵯越の逆落とし」を連想してしまいます。
左も右も外せばOBなんですが、飛ばす人だと
多分、1onが可能です。
ただ、しくじればOBという危険性があり、
メンバーさんなんかは無理をせず、アイアンか
ハイブリッドで曲がり角のフェアウエイ狙いでしょう。
そうすれば残り120yd前後ですので、それこそ
「出来ればバーディ、悪くてもパー。」
が狙えます。
新城の北1番の打ち下ろしもそうで、ビジターさんや、
ゴルフをあまりわかってない方は、ドライバーを
持ちたがりますが、メンバーさんはみなアイアンです。
打ち下ろしって、左右に行けば、ティショット
からの水平面よりも更に左右にボールが散って
行きますので、本当に方向性が問われるんですよね。
「トリッキー」と呼ばれるホールほど、
ビジターさんとメンバーさんで狙い方が変わって
くるような気がします。
そして、メンバーさんは安全性優先でアイアンとか
にしますので、「トリッキー」と感じるよりも
「戦略性」と感じるのでしょう。
2022.1.21
狙い方が変わって来るというのには2つの面が
あります。
1つは、何度も痛い目に遭って、その危険性を
骨の髄まで叩き込まれてという面です。
それを経験していないビジターの方が、長い
クラブを持ちたがるのは仕方のない面があります。
もう1つは、OBを打った時のショックの違いです。
1ホールで「8」や「9」を打つことが珍しくない
という方にとっては、OBなんてたいして怖くない
です。
もう慣れてますし、スコアへの影響もちょっと
だけで、天を仰いでしまうほどではないです。
でも、パーかボギーには収めたいという方、
もちろん、基本パー、出来ればバーディもという
レベルの方にとって、OBは親の仇です。
そのため、まずOBは打たないだろうけどとは
思っても、万一を考えて長いクラブを握らない
という方は多いと思います。
このホールもそうですね。
グリーンを狙うためにグリーンが空くまで待ち、
後ろの組を待たせる。
それで乗りゃいいけど、多くの場合、OB。
OBじゃなくてもグリーン周りのバンカーや
芝のないところに落ちて、結局パーがせいぜい。
「狙った意味ないやん」となりがちです。
まあ、いかにも危なそうと思われるホールで、
躊躇なくドライバーなんかを振り回す姿こそ
「まさにトリッキーな奴」という気はします。