引き続き、南1番ロングホールについてですが。
このホール、ティショットがどこまで行って
くれるかで、その先が全然変わってきます。
2打目を一番下の段、グリーンと同じ水平面まで
持っていければ、パーorバーディの期待が高く
なります。
でも、1打目が上図の一番右の平らな部分でも、
斜面手前近くまで持ってこれないと、2打目の
球は斜面で止まり、厳しい3打目が残ります。
そして、そこまで打てるかは、白ティを使った
のか、青ティなのか、黒ティなのかでも変わって
きます。
更には風、アゲンストなのかフォローなのかでも
違ってきます。
また、季節・天気でも変わります。
冬だとか雨なんて時は、球が飛んでくれませんし、
冬でも快晴であればフォロー風でよく飛んでくれます。
よく飛んでくれれば、セカンドショットは楽なものです。
楽なもんなんですが、セカンドを木の左に持って
いけるのか、或いは、左OBにビビッて右のバンカーに
入れてしまうかという問題があります。
このように最初のショット自体も季節だとか、
ティにより変化し、そのショットの結果によって
その先はいくつにも分岐していきます。
1打目が飛んで最初の斜面から2打目を打ち、
ダフって、3打目も次の斜面。
そこからグリーンを狙うにしても木々が邪魔に
なるというコースをたどった方は、そりゃ
「トリッキーなホール」と思うでしょう。
でも、同伴者は一度も斜面に遭遇することなく、
最後は3打目を70ydでグリーンに乗せたとなると、
全然、「トリッキー」とは感じず、簡単なホールです。
ですので、「トリッキー」と感じるかどうかは、
人によっても変わりますし、そのコースを何度
回ったかでも変わってきます。
何百万通りもあるホールアウトルートの1つだけを
通った結果で、「このホールは・・・・」なんて
言われるのは、ちょっとなあという面もあります。
2022.1.29
プロもいきなり試合としてあるコースを回るのでは
なく、練習ラウンドをこなしてコース特性を把握
します。
必要があればいろん場所から打って確認をしています。
私などは1度そのコースを回っただけでは、どんな
コースということを全く理解できず、そのコースの
楽しさも存分に味わえません。
ですので、1度行ったコースというのは出来れば、
5回とか6回は回りたいと思っています。
頭の中で1番から18番までどんなホールだったのかを
辿れるようにならないと自信がないです。
一方で、メンバーとなりホームコースを持たれて
いる方々。
上記の理由で、同じコースでも飽きることが
ないんですよね。
ショット、パットの状況は常に一期一会ですけど、
どうなればいいというのは大体わかっていますし。
わかっているんだけれど、そうなってはダメ
とわかっている方に行きがちでもあります。
そして、その時の決まり文句は決まって
「なっ?」です。