「トリッキー」だとか「あまりない」という
のとはちょっと違うような気もしますが、
IN11番ミドルも少々選択を迫られます。
セカンド地点からグリーンを直接狙うと、
右側以外の3方向でOBが待っています。
手前でOBにならなくてもバンカー群が待ち構え、
そこに捕まると手痛い目に遭います。
ですので、設計者のジャック・ニクラウスとしては
「右側に広くフェアウエイを取ってあるから、
そっちに打って寄せ1狙いでも。
ただし、果敢に攻めて成功すればパー・バーディが
取りやすいけどね。」
という考えだろうと思います。
でも、グリーンが右から左にかけての傾斜になって
いますので、実の所、右の安全ルートからでも
寄せにくいんですよね。
そして、このパターン。
ジャック・ニクラウスの得意技なんだろうと
思います。
当コースの6番ショートも設計思想は同じです。
直接狙うとOB・バンカー群が待ち構えているけど、
右からは安全ルート。
でも、下り傾斜のグリーンとなり、寄せは難しい。
菰野倶楽部ジャック・ニクラウスゴルフコースさんの
12番ショートも同様です。
サンベルとは左右が逆ですが、左に安全ルートが
あって、多分、左から右傾斜のグリーンだろうと
思います。
こちらは過去に何度がお邪魔したんですが、
グリーンの傾斜までは覚えていません。
多分、当時はなんも考えずに打っていた証拠
なんでしょうけど。
そして、これに似た設計はテレビで見るニクラウス
設計のコースで、たびたびお目にかかります。
ジャック・ニクラウスが得意とする戦略性だと
思います。
2022.2.1
11番はあれです。
ティショットが上手く打てて、残り100~130yd
ぐらいなら、迷わずグリーンを狙います。
あまり上手く打てずに140yd以上が残ってしまうと、
「う~ん」と悩むふりをいったん見せつつ、
結局は右側狙いです。
だって、引っかけ、ダフリのどちらも即死に
つながりかねませんので。
6番ショートもそうですね。
白ティからの150~160yd程度ならグリーンを
狙います。
でも、青ティからだと200ydのアゲンストに
なりますので、私などは迷わず、フェアウエイの
右側狙いとなります。
黒ティの240ydなんて時は、迷います。
ドライバーを持って右に逃げるのか、或いは、
3Wを持って右に逃げるのかで。
ええ、私にとって黒ティ240ydなんてのは、
グリーンを狙うなんていう選択肢が逆立ちしても
出て来ません。