昨日はちょっと暗い話ばかりになってしまいましたが、
母親がまたまた車中で暗い話を。
私は、物心ついてからでさえ、既に60年以上が経過
しています。
そうすると、どこそこの家はどうなった、ああなった
という話が一杯あって、結構、悲惨な話もあります。
いい人たちだったのに何で?というケースもありますが、
あそこの家はああだったからああなっちゃったのかねえ?
というケースも結構あります。
証明のしようがないですが、他人に与えた恨みが大きい
と、それはその家族、家に跳ね返ってくることが来ること
が結構あるんじゃないかと。
「金持ち三代続かず」ということわざ的な話があり、
「2代目3代目は苦労知らずだから家を傾ける」とか、
「相続税の問題で」と説明されることはあります。
そうであるかもしれませんが、「初代が周囲の恨みを
買いながら財を成し、その反発・仕返しが2・3代目に
跳ね返って来て」というケースもあるような気がします。
私がいた会社なんて中途退職者だらけで、ほとんどの
人が経営者一族に恨みを抱きながら中途退職をし、
一方で経営者一族は莫大な資産を形成しています。
そんな家が先々も繫栄を続けるとは、とても思えない
んですね。
本人が得をしたと思った場合、たいていは、その分、
誰かが損をしています。
株なんてまさにそうですし、WBCで日本優勝って日本人
が喜んだ分、アメリカ人は悲嘆に暮れています。
損得だとか、喜び悲しみは、トータルで±0ということが
多く、それらをアンフェアに手に入れれば、どこかで
跳ね返ってくるのが人間の世だろうと思います。
2023.3.28
似たような話になるのかどうかはわかりませんが、
私の実家の隣に同級生の女の子の家があり、その子
と遊んでいる時にそこの母親から、
「〇〇ちゃん(私のこと)と遊んでるとバカが移るから、
一緒に遊んじゃあかん。」
と、私の目の前でその女の子に言ったことがありました。
私は多分、3才か4才くらいでしたが、その言葉は今でも
忘れません。
(ただ、幼かったため、僕ってバカ?とも思いました。)
ですが、その日の車の中で聞いた話では、そこのお母さん、
隣のバカな子に自分の娘が小中学校の間、勉強でも運動
でも負け続け、ずう~っとイライラし続けていたそうです。
可哀そうなのはその女の子で、「〇〇ちゃんの勉強部屋は
まだ電気がついとるで、あんたももっとやらにゃあかん。」
と毎日のように言われていたそうです。
でも私、いつも電気つけっぱなしで寝てただけなんですよね。
(夜中におしっこで目が覚めた時に部屋の電気を消す。)
もう1つ言うと、勉強も運動も負け続けだったけど、
習字はその女の子の方がはるかに上手かったです。
で、その母親がうちの母親に、
「うちの〇〇は習字が一番上手い。
あんたんとこの〇〇ちゃんとは違うだで。」
と、自慢したそうです。
それでカチンと来たうちの母親が、競書会に備えて
私にスパルタ教育を発動。
そんな事情を知らない私は毎日毎日習字の練習を
させられ、おかげで何とか金賞を取りました。
(金賞は学年で1人⇒市内展覧会へ、銀賞が3、4人)
隣のお母さん、どんだけ怒りまくったかとも思い
ますが、私は習字が上手かったんじゃないです。
ただ、スパルタ教育のお陰で、お手本そっくりに
書けるようになっただけです。
お手本の字以外は、とても上手には書けないです。