「お上手」という基準は
判断する人の立ち位置によって変化します。
初心者の方から見れば
100前後で回られる方は
間違いなく「お上手」な方ですが、
シングルの人から見ればそうではありません。
(そして、シングルの人でさえ
更に上の方からはそう見られない場合もあります)
ただ、全般的に多くの人が「お上手」
と思われる方々にはある共通項があります。
もちろん人によって千差万別という面もあり、
全員が全部当てはまるわけではないのですが。
①上手な人ほど練習する。
ラウンド数の多さは無論、
練習場に毎日のように通い、
休みの日などは朝昼晩にそれぞれ行く
という方もいらっしゃいます。
嫌いなことを人間はさほど長く続けることが出来ませんので、
ゴルフがやっぱり大好きなんだろうと思います。
②上手な人ほど人には教えない。
もちろん、頼まれればアドバイス等を
熱心にしてくれるのですが、
そうではない限り、自分から「ああしろ」「こうしろ」
と言う事はありえません。
多分、研究熱心、かつ向上心があり、
今の上手さでも自分ではまだまだで、
改良点があると思っていらっしゃるのでしょう。
そして、何よりもゴルフの難しさを十分にご存じで、
ちょっとアドバイスしたぐらいでそう簡単には治らないし
上手くもならないと思っていらっしゃると思います。
決して冷たい性格というわけではなく、
むしろ相手の事を考えているとも言えます。
③上手な人ほどルールに厳しい。
自分に対して厳しいという点が凄いです。
スコアを誤魔化すなどということ
は決してされませんし、
ディボットに入った玉をそっとクラブの先で動かす
などはとんでもない話です。
一方で、褒めてばかりもあれですので、
悪い点も挙げてみます。
(決して悪いというわけでもないのですが)
④上手な人ほどキャンセルしない
「雨の日は雨の日の練習が出来るから。」
と嫌がる周りを何とか説得しようとします。
くそ寒い中の風吹きすさぶ日も
「リンクスに来たと思やいいじゃん。」
とラウンドを止めようとはしません。
「サンベルは降ってる?」
と電話をすると、
「もうほとんど降ってない。大丈夫じゃないかなあ。」と、
どしゃ降りの傘の下で
同伴者に平気でウソを言います。
彼にとってはどんな日も
『絶好のゴルフ日和』です。
⑤上手な人ほど宣伝文句に弱い。
「飛ぶ」だとか「止まる」、
それも「よく飛ぶ」「ピタッと止まる」
という言葉にとても弱いのが上級者です。
クラブメーカー、ボールメーカー、
そしてシャフトメーカーのの思うつぼで、
ゴルフ業界全体の基盤を支えています。
それにしても
奥様方はなんであんなに鋭いんでしょうか?
わからないように買っているつもりでも
すぐにバレます。
いずれにせよ、私たちゴルフ場も
これらの方々には大変お世話になっています。
特に天候の悪い時の行動には涙が出ます。
毎度ありがとうございます。
2017/9/8