これは1992年、長野県菅平での夏合宿、
ディフェンスを付けての練習風景です。
この当時は知る由もなかったけど、度重なる
怪我で1,2年後にはラグビーから離れることに
なる私でしたが、元気に空中を飛んでますねえ。
それよりも特徴的なのは、皆が笑顔という
部分です。
これ、中・高・大の部活動ではまずなかった
シーンです。
運動部とはいえ、笑いは絶えなかったのですが、
練習中だとか、試合中に笑顔を見せると、
「歯を見せんな!
笑ってんじゃねえぞ!
本気でやってんのかっ!」
という怒声が、必ず一部から出たんですね。
気持ちもわかりますが、例えば、ゴルフ。
スコアはもちろん出したいけど、仲間内で
ラウンドしている時に「笑い声禁止」は
楽しくないです。
そして、笑い声が出たにしても、それが
真剣にやっていないことの証拠とはなりません。
ティショットもパッティングも真剣にやりますし、
その少し前に笑っていたからといって、
真剣に出来ないこともないです。
むしろ、笑いは緊張をほぐすよい緩和剤になる
と思います。
が、誰が言い始めたのか、多くの部活動で、
「歯を見せんな!
笑ってんじゃねえぞ!
本気でやってんのかっ!」
と、言われ続けてきたと思います。
2021.7.2
笑いは大事ですよ。
昨今のお笑いブームも、ようやく日本人に
笑いが根付いて来たという証という気がします。
仕事関係の折衝中などは、いかに相手を笑わすか
ということを私はずっと考えていました。
相手に笑顔が出れば、たいていの折衝は上手く
行きます。
少なくともお互い、腹を割って話が出来ます。
もちろん、怒り狂ってる相手をなだめる時に
自分の笑顔は禁物で、そんな時に笑顔を出して
しまうと、
「お前、なに笑ってんだ?
ちゃんと俺の話を聞いてんのか!」
てなことになってしまうため、いくら相手の
怒りっぷりが面白くても、笑わないように、
笑わないように、とはしていました。
職場でも、笑いのよく起きる所はたいてい
上手くいっています。
起きない所はそれどころではない証拠でも
あります。
会議は部活と似ていて、
「笑うなんてとんでもない。
真剣にやってない証拠。」
と思われがちですが、上手くいっている会社、
または、部署の会議ではそこそこで笑いが
起きていると思います。
深刻なのは、会議の時間がやたらと長い、
それも頻繁に開催される、更に笑い声の1つも
出ないという会議が開催される会社、部署でしょう。