IOCと一緒でスポーツを日本人に染み込ませた、
普及させたという点で、運動部系のクラブ活動
というのは効果が大きかったと思います。
それもあり得ないほど絶対的に。
欧米のような地域にスポーツを普及させる
活動のなかった日本で、学校教育の一環としての
クラブ活動がなかったらどうだったかと思います。
でも、IOCと同じく、プラスの面ばかりではなく
マイナス面があったことも間違いないでしょう。
しかも、トップの方が図に乗ってという面も
同じような気がします。
典型的なのは「ウサギ跳び」です。
「つらければつらいほど、苦しければ苦しいほど
トレーニングの効果が出る」
という教えの典型が腕立て伏せとウサギ跳びでした。
腕立て伏せはプッシュアップとも言われ、
今でも筋トレの1手法として広く認知されています。
成長期にあそこまで肘を折り曲げるのは
良かったのかという疑問はありますが。
で、ウサギ跳び。
「巨人の星」でも「根性」を象徴するものとして
描かれていました。
でも、「ウサギ跳び」は「短足」を生み出した
と思います。
実験で確かめるわけにもいかず、証明は出来ませんが、
水泳部の時を考えると、まじめに筋トレした
生徒ほど「短足」でした。
今でこそ、その害が広く知られるところとなり、
それを強要されることはなくなっただろうと
思いますが。
私の家系は基本的に足が長いです。
祖父母から始まり、子供、甥・姪に至るまでの
知る限りで。
が、親父と私だけ違うんですよねえ。
私の子供は私のDNAをよく受け継いだと思うほど
よく似ていますが、足の長さだけは違います。
そして、水泳部の同級生も、まじめに
「ウサギ跳び」をしてた連中は軒並み似たような
体形になってしまいました。
柔道部の連中にもそのような体形が多かったです。
一方で、「ウサギ跳び」が禁止されるようになった
頃から、中高生に「短足」の人が少なくなった
ような気がします。
ええ、やられちゃいましたねえ。
2021.7.3
短足につながるだけでなく、かえって足を
傷める可能性があり、かつ、トレーニング
としての効果がほとんどない。
まるで、三重苦のヘレン・ケラーのような
トレーニングです。
でも、なぜこんなトレーニングをしてしまった
のか?という部分に、もう1つのマイナス面が
隠されています。
その辺りを次にと思っています。
う~ん、あれは騙されましたね。
単なるウサギ跳びだけでなく、ウサギ跳びで
神社の石段を延々と登っていくということまで
やってしまいましたから。
それが、今でも私の足に痕跡として残っています。
痛恨です。