①顧問の先生がオールマイティ。
練習スケジュール・内容から選手選考まで
重要な事項はここでほぼ決定される。
例えば、選手側がレギュラーを決めるとか、
練習内容を決めるということがあると、
それが話題になることもあるぐらい。
「能力のない人間が権限を持った場合の弊害を
考えれば基本的にはOUTだろうと思います。」
とは書きましたが、ここでは、
「顧問の先生」がどんな人かで本当に変わる
という話を。
②先輩の言うことは絶対。
③新入生は道具の手入れ、球拾いから。
②③の部分も変えてくれる先生だったらとか、
的確な指導や選手選考が出来る先生だったら
という意味も含めて。
プロもそうですが、指揮官の力量でチームの
強さはガラッと変わります。
どんな素質を持った生徒がいるのかよりも、
どんな指導力を持った監督がいるのかの方が
はるかに大きいです。
本当なら日本のスーパースターになり得た
選手を、「手を抜く」「生意気」だとかの
理由で選手から外し、
退部に追い込んでしまった指導者もいない
ことはなかったろうと思います。
落合博満さんの大学時代もあわやこのパターン
だったのかもしれません。
高校時代に酷使され、プロで花開かなった選手も
星の数ほどいるでしょう。
一方で、先日紹介した
「 田中伸典先生 」講演 ー 五郎丸ならいかないけれど ー
の中に
伸さんがトヨタを辞めるとき、
「伸が辞めるなら、おれも辞める」
と3人の同僚が一緒に会社を辞め、教会へ。
という一節がありました。
これ、後になって引っかかったんですね。
私のいた豊橋JRC。
クラブチームにもかかわらず東海社会人
1部リーグにまで上がったチームです。
このチームのプレーイングマネージャーが
トヨタのラグビー部出身で、天理教信者でした。
そして、彼のつてで田中伸さんが来たり、
田中伸さんに招かれて天理で試合をしたりでした。
てことは、彼がその3人の同僚の1人だったん
ですね。
彼が日本のトップチームであったトヨタの
練習の組み立て方、トレーニングの仕方を
持ち込んでくれて、JRCは強くなったと思います。
そりゃ、大学までの練習と全然違いましたし、
練習が楽しかったです。
今では当たり前の練習中の水分補給の大事さを
教えてくれたのも彼です。
それまでは、練習中に水分を取るなんて
ご法度中のご法度でした。
本当に指導者でチームは変わります。
2021.7.12
思わぬところで2つのシリーズがつながり、
自分でもびっくりしています。
JRCの指導者だった彼は天理教徒とはいえ、
私らに布教することはなかったです。
でも、天理教って避妊をしてはいけないそうで、
10年ちょっとのお付き合いでしたが、彼の奥さん、
いつも妊娠していました。
赤ん坊だった長男がどんどん大きくなり、
中学生になんですが、奥さんはいつでも
小さな子を抱き、お腹を膨らませていました。
僕じゃとても家庭経済が破綻すると思い
ましたし、そもそも嫁さんがそんなことを
承知するわけありません。
「天理教、すっげ。」と、思っていました。
赤ちゃんは無敵です。