実戦練習
大学以前
どんなスポーツでも、ディフェンスを付け、
実戦に近い形での練習が一番必要だと思います。
ラグビーですと、タックルありで行う攻防が
一番、本番に近い練習ですが、ラグビーの場合は
怪我をしやすいんですよね。
特に慣れていない初心者同士の場合。
ですので、責任者はそれを嫌がります。
一方で、多くの選手も嫌がります。
日本は土のグランドがほとんどで、
ここでタックルありをやると、擦りむいて足が
生ハムだらけになりますので。
結果、ほとんど実施されることはなかったです。
社会人
アタック3人・ディフェンス2人の3:2だとか、
2:2、3:3という実戦練習はよくやりました。
自前のグランドを持っていないため、蒲郡の
浜町グランド、豊橋技科大グランド、新城県営
グランドなどで練習をしていたのですが、
それらのグランドは芝?という感じの芝のような
雑草のような草が生えており、少なくとも、
土のグランドではなかったです。
そのため、タックル込みのアタックディフェンスを
やれたんですね。
この練習も面白かったです。
「タッチフット」はボールゲームの面白さで、
こちらはまさに格闘技の面白さです。
ウイングのレギュラーを争っていた長屋という
1年上の人とは、1:1を何度も繰り返しました。
多分、お互いにちょっとだけ自分の方が上手いと
思っていて、それを証明しようと何度も何度も
やったんでしょうね。
でも、今思えば、全く実力の差がなかったんだと
思います。
擦り傷だらけになり、もうへとへとなるまでやっても
決着が付かず、「今日はこの辺で勘弁しといたるわ。」
を繰り返していました。
彼に勝つために家でも走り込みをしましたし、
いや、本当に楽しかったです。
2021.7.18
高校の時は、夏休みになると大学でラグビー部に
入ったOBが大勢来てくれて、タックル付きで練習を
することが出来ました。
これがあったからこそ、三河では多くの場合、
勝つという喜びを得ることが出来ました。
でも、大学生にハンドオブを食らって鼻血が
出るなんてしょっちゅうでしたし、
私の首の骨(外側の突起部分)にひびが入った
のもこの時でした。
ですので、この練習を始めると、顧問が飛んで
来て、
「僕のいない時は絶対にアタックディフェンスを
やらないで下さい。」
と、OBたちに言っていました。
でも、これをあまりやらずに試合をする方が
危険だったと思います。
何度も繰り返し経験すると、痛くない転び方だとか、
痛くないタックルの仕方、もちろん、効果的な
タックルの仕方などを覚えますので。
アタックディフェンスをよくやった社会人の
時の方が、怪我はむしろ少なかったと思います。
ちなみに長屋さんとのポジション争い。
練習の成果が出たのか、自チームを飛び越え、
2人して関西府県対抗の愛知県代表に選ばれました。
が、2人してそこでは補欠。
試合には出れないのに、会場の天理市と名古屋を
2人で何度も往復。
「なんだかなあ」でした。
長女がまさに産まれた!という時期で、嫁さんからは
「試合に出れもしないのに、何回も天理まで行って。」
と、病院へ行くたびに言われました。
1987年のゴールデンウイークの頃の話ですね。