ごるふぁ~にとって、
池は実に目障りな障害物である。
レイアウトや状況によっては、
まともに池を越して、
その向こう側へボールを無事に
着地させねばならない。
よほどのヘマでもしない限り
越せるような池であれば、
別にどうということもない。
失敗しないように注意しながら
打つだけのことだ。
だが、
越せるかどうか非常に悩ましい局面、
よほどの完璧なショットが出ない限り
越えられないような池を目の前にした時、
行くべきか手前に刻むべきか、
それが問題なのだ。
普段の私なら、このような時は
間違いなく手前に刻む。
ヘタに色気を出して結果的に大ケガを
負ったりしないようにすることが、
スコアを手堅くまとめるコツであると
思っているからだ。
これは要するに、確率の問題である。
打つことが許されるショットは、
たったの1発。
これで池をクリアできる自信が半分以下で
あれば、無理せずに刻むのが私のごるふ
哲学である。
スコア無視でよければ、どうせ遊びなの
だから果敢にチャレンジという考え方も
成り立ち得るが、
それではごるふでなくなってしまう。
2019.5.11
池ポチャでどうしても頭に浮かぶのは
2016年のマスターズのスピースです。
ほぼ優勝間違いないかと思われたものの
12番ショートで2度の池ポチャ。
+4を叩き、優勝がスルリ。
他にも、
1996年には優勝争いのノーマンが
やはりこのホールの池に入れて脱落。
59年のマスターズではパーマーが
やはり池を越えられず2連覇を逃した
そうです。
スピースの時は
「あんなトッププロでも、
無理しなくてもいい状況でも
入れちゃうんだ、しかも連続で。」
と非常に驚いたことを覚えています。
そもそも、今回のマスターズでも
首位を走っていたモリナリが、
12、15番で1発ずつ池に入れ、
タイガーの優勝を許す結果になって
います。
そりゃ私たちなんて、
しくじって地団太を踏むなんて、
いわば、おこがましいです。