G・P・S
”ホキーン!”という怪音?
のドライバーでお馴染みのメーカー。
敢えて試打する必要はないので、
人が打つのを眺めていた。
1ピースボールのため、
本来の打球音とは若干異なるが、
それでも他社の商品とは明らかに
異質の怪音を発し、見ている者の一部は
それを聞いて苦笑していた。
1人の中年男性が、スタッフと長い間
熱心に会話を交わしていた。
どこのショップで買えるかなどと
聞いていたので、
どうやら本気で導入を考えているらしい。
幸か不幸か、男性はこのドライバーの
本性を知らない。
通常の2ピースボールを打ってみて初めて、
その真価?が判明するはずである。
それを知らずに
本当に買うのだろうかと思い、
私は心の中でニヤニヤしていた。
なんだかんだいいながら、
待ち時間も含めて3時間ほども
会場にへばり付いていた。
それから一目散に
家の近所のVictoriaへ向かったが、
渋滞のせいで店に駈け込んだ時には、
閉店の3分前だった。
すでに蛍の光のメロディーが流れていたが、
構わずに店員を呼びつけて、
アイアンセット一式を購入した。
書類選考の段階では
ウィルソンのクロモリ鋼が候補の筆頭だったが、
土俵際のうっちゃりで、
軍配はダンロップのゼクシオに上がった。
2019.1.17
試打会も楽しいですが、
衆人環視ということを考えると、
ゴルフショップであれやこれやと
いろんなクラブを見ることの方が
多いことでしょう。
時には手に取り、試打をさせてもらう。
ネットでは決して味わえない楽しさです。
ある平日の昼日中、ゴルフショップへ行くと
スーツを着た旧知の信用金庫職員が。
「仕事中にこんなとこ来て大丈夫なの?」
「いやあ、試打までしちゃうとさすがに
OUTなんですけど、見るだけとか、
手に取るだけなら、ぎりsafeです。」
いやいや、
そんな線引き聞いたことない。
私?
私はあれですよ、仕事がら市場調査。
ボールだとか、小物類の価格調査です。
ああ、そうですね。
その時に試打までしちゃうと
確かにOUTかもしれません。