当時は小学生だったので、
基本的には毎日外で遊んでいたのだが、
たまたま家にいる時には、
次第にトーナメントの中継も見るように
なっていた。
理由はよくわからないが、
とにかく見ていておもしろかった。
4年生の頃、家のすぐ近くに
練習場がオープンした。
営業中に友達と2人でネットの脇へ
近寄って、意味もなくボールを何十個も
くすねようとしたら、
店のおやじに見つかって追いかけられ、
つかまりそうになった。
死ぬかと思った。
6年生の時、
クラスの仲間4人で100円づつ出し合って、
プラスチック製の小さなゴルフセットを
おもちゃ屋で買った。
それを外へ持ち出して、近所の公園や
社宅の裏庭に勝手にホールを設定し、
みんなでピンポン玉を打って遊んだ。
『ホールインワン』の次に偉いプレーの
ことをなんて呼ぶのか誰も知らずに、
適当に『ホールインニャン』などと
呼んで楽しんでいた。
2019.8.2
ゴルフは小学校の体育の授業では
やらないし、住宅密集地のすぐそばにある
ゴルフ場もほとんどありません。
練習場もあちこちにあるというわけでは
ありませんので、子供の好奇心を
掻き立てるスポーツではあったと思います。
芦ノ湖の船着き場だかの近くに
塀で囲まれた場所があり、
そこは塀で中が見えなかったのですが、
やっと見つけた隙間から中を覗くと
緑一色のゴルフ場でした。
今考えると、箱根園とか芦の湖カントリー
だったと思うのですが、とにかく何か
「別世界」と子供心に思った記憶があります。
子供の頃に憧れたものって、結構、
大人になってからやり始めたりします。
富士山の見えるゴルフ場で一度ラウンドが
したいと思って来ましたが、こちらはまだ
実現できていません。
目のいい方は愛知県のゴルフ場からでも
富士山を見つけてしまうとは思いますが。