ところがその後、事態が急転する。
当時の営業部長(諏訪部長)に
お取り計らいを頂き、特別に独身寮に
入れてもらえることになったのだ。
生活が見違えるように楽になった。
電話を引いた。
数ヶ月後、Nさんが他の人から
アイアンセット一式を譲り受けることに
なって、それまで使っていたハーフセット
が不要になった。
H課長が口添えをして下さったお陰で、
なんと、そのハーフセットを
もらえることになったのだ。
最近は月々の生活にも余裕が出てきた
ことだし、念願のごるふに手を出すには
絶好のチャンスだった。
迷わずハーフセットを頂戴することにした。
などと喜んでいたのもつかの間だった。
ハーフセットの現物も見ないうちから、
自分のデビュー戦が7月下旬の
埼玉県民ごるふ場だと聞かされた。
指定期日まで、3週間余りだった。
25歳11ヶ月の時である。
2019.8.4
この後は以前紹介しました
ごるぴー商会より:初心者ごるぴー氏②
に続いていきます。
ハーフセット、今でもあると思いますが、
かつてはハーフセット、それも、
知人からそれを譲り受けてという
パターンはかなり多かったと思います。
今なら「要らねえよ、そんなの。」
というケースも多いでしょうが、
当時は中古ショップがまずなく、
そして、ハーフセットでも新品は
そこそこ高かったんですよね。
私も、最初は従兄からもらった
中古のハーフセットでした。
ドライバーが実は折れていたのに、
セロテープで留めてあっただけ。
初めて練習場で振った時に、
ヘッドだけがいきなり前方に飛んでいき、
真っ青になったことを覚えています。