私の持論だが、ものまね上手な人は、
比較的上達が早いような気がする。
なぜなら、上手な人のスウィングを
マネすればよいのだから。
中には、本人がどれだけ頑張っても
人のマネができない人もいるが、
ものまね上手な人は比較的柔軟な
動きができるので、その分スウィングへの
順応性がいいのだ。
しかし、ものまね上手にもマイナス面がある。
特に、ある程度上達した頃からその影響が表れる。
その気になればいろいろな人のスウィングが
できるものだから、いろいろ試しているうちに、
自分のスウィングを見失ってしまうことがあるのだ。
ここ数年の中嶋常幸がそうであったし、
私自身もそういう時期があった。
どんなスウィングが自分に合っているのだろうか
と思い、今日は岡本、明日は中嶋、今度はジャンボ、
次は直道などといい気になってやっているうち、
だんだんワケがわからなくなってくるのだ。
そんな時、以前の自分のものまねができない
ことに気付き、ガク然とするのである。
以来、人の良い点をマネるのは結構な事だが、
自分の基本を忘れてしまってはマズいことに
気が付いた。
最近は、自分のスウィングはどうあるべきか
という点だけに注意して練習するようにしている。
しかし、裏を返せば、
基本すらできていない人は、
ある意味どうにでも改良の余地がある
のだということをお忘れなく。
2018.1.6
人のまねをするどころか、
自分がどう打っているのかよくわからない
という方は多いと思います。
そのため、実際の動画画像を見てしまうと、
イメージとあまりに違っていて愕然として
しまうのです。
「自分の基本を忘れてしまってはマズい」
毎日、毎ラウンド、ああだこうだとやっている
身からすれば、「俺、まだ基本がない」
ということがあります。
「ある意味どうにでも改良の余地がある」
たいして良くもないのに、改悪の日々が続く
ということもあります。
多分、ものまね上手な方は自分の動きが
ちゃんと見えて、改良出来るんでしょう。
ボビー・ジョーンズだったか、自分のスイングを
少し上空から俯瞰的にも見る事が出来るという
話しを聞いたことがあります。
ほんに、うらやましいことです。