今年の1月下旬、寒風吹きすさぶ中、
県民ごるふ場にてラウンドが挙行された。
私は残念ながら参加できなかったが、
この時は河川敷名物の季節風が
猛威を振るい、各氏ともさんざんな目に
遭ったらしい。
こういう時は、風でショットが思うに
まかせないのでストレスが溜まるが、
それ以前に、寒さで身体が硬直してしまい、
思うようなスウィングができないことが多い。
したがって、少なくとも防寒対策だけは
万全の策を講じて臨む必要がある。
モモヒキや携帯カイロなどは絶対の必需品だ。
この日、あるテーマにチャレンジした
人物がいた。
前回のラウンド時に90というスコアを
記録していたので、今度は一気に
80台へ突入しようという目標だった。
しかし結果は、打ちも打ったり、
目標の1.5倍近くも叩いてしまったという。
季節風により、コンディションが
最悪だったのでやむを得ない面もあるが、
それにしても、少々打ち過ぎの感は否めない。
ごるふのスコアに、フロックは存在しない。
単発のショットや1ホールのスコアだったら
フロックも起こり得るが、18ホールの
ラウンド結果としてのスコアには、フロックは
有り得ない。
トータルの数字は、その人の実力を
物語っているのである。
したがって、彼が90でラウンドした
経験があるのなら、それは決して
まぐれでも奇跡でもない。
その人は、そのようなスコアを
出せる実力があるということの証左である。
ところが、往々にして次のラウンドでは
大叩きをしてしまう。
実は、このスコアも、紛れもなく
その人の実力値なのだ。
つまりその人は、90を出せる実力がある
一方で、ちょっと歯車が狂うとすぐに
大叩きをしてしまう、そんな実力レベル
だということである。
2018.12.2
自分の実力は、自己ベストと自己ワーストの
中に間違いなくあり、平均スコアがそれに
一番近いと思います。
JGAのハンディキャップインデックスは
その人の実力を示すものでもありますが、
厳密には、全提出スコアの中から、
一定数の上位スコアを元に算出しますので、
平均値よりは小さい数値になります。
クラブハンディはよいスコアが出た時、
特にアンダーが出た際に下がりますので、
更に小さな数値となります。
そして、同じハンディの場合、同じぐらいの
実力かというとそうでもないことがよく
あります。
叩いた時でも90は超えない、100は超えない
等がその目安になります。
上手い方は、調子の悪い時でも、その上限が
ある程度の所で収まります。
同じハンディなのに、大きなスコアを叩きがち
ということは安定性のない分だけ、まだまだ
ということでしょう。
全盛期のジャックやウッズは、80叩きなど
しなかったのではないでしょうか?