さて、次のような会話があったとしよう。
「あなたのドライバーの平均飛距離は?」
「当たれば、250ヤードぐらい飛びます。」
この人は、条件付きながら250ヤード飛ばせる
と豪語しているわけだ。
だが、残念ながらこれでは質問に対する
回答にはなっていない。
質問は、「平均」飛距離を問うているのだ。
つまり、例えば1ラウンドに14回ドライバーを
振ったとして、その全部の平均はどうなのか
という意味である。
ということは、チョロなどもすべてカウントに
入れなければならず、OBだったら、飛距離は
文句なしにゼロヤードである。
そうした忌わしい失敗を全部ならした時の
数字が、本来の平均飛距離なのだ。
250ヤードというのは、単にその人の
最大瞬間風速を述べただけであって、
決して平均飛距離ではない。
各ホールの1打目にドライバーを持つのは、
それが最も平均飛距離が出せるクラブである
・・・・・はずだからである。
だが、ドライバーが苦手な人には
これが当てはまらない。
彼らにとってドライバーは
最もデンジャラスなギアであり、
本当は別のクラブで打った方が平均的な
意味での飛距離が出せることが多いのだ。
なのに、なぜ性懲りもなくドライバーで
打とうとするのか?
そこには、ごるふぁ~の悲しい性(さが)が
色濃く影を落としているのである。
彼らがドライバーを持つ理由は明白だ。
当たれば一番飛ぶからであり、気持ちいい
からである。
この「当たれば」というのが実に悩ましい
問題で、上述の通り、当たるかどうかは
本人も含めて誰にも予測ができないのだが、
そんなことに構ってはいられない。
流麗なスウィングと心地良い打球感、
狙い通りの方向に鋭く高々と舞い上がった
小さな白球は、
紺碧の空に一瞬吸い込まれたように見えた
かと思うと、糸を引きながら遥か前方の
フェアウェイど真ん中に着地する。
他の遊びでは得難いこの爽快感と満足感は、
1度味わってしまうと病みつきになるほどの
快感であり、
世のごるふぁ~諸氏は、何を差し置いても
これが打ちたくてごるふ場へきている
と言っても過言ではないのだ。
2019.3.25
その通りですね。
ゴルフの楽しさとドライバーでのナイス
ショットは密接に関係しています。
ドーパミンドバドバの瞬間は、
ボーリングのストライクのようにいろいろ
ありますが、ナイスショットによるものは
他では味わえない一種独特さがあります。
そして、芯を喰い、パワーを伝えることが
出来た打球音もその満足感に拍車をかけます。
ですので、打球音のよくないドライバーは
人気が出ません。
スコアメイクは寄せとパットというのは
間違いありませんが、ゴルフの楽しさは
寄せとパットではなく、
ドライバーにあるような気がします。
だから、別に上手でなくても例え初心者でも
ゴルフを楽しむことが出来ます。
どんな調子の悪い日でも、1発ぐらいは
ゴルフの神様がゴルフを止めないように
ナイスショットを打たせてくれますし。
どうやって打ったかよくわからんけど、
何かスゲーのが出た。
という時あるでしょ?
そう、これはゴルフの神様の仕業です。
そして、残念ながら再現性はありません。