一般に、ハードヒットをすれば
するほどに球は曲がりやすくなる。
しかし、さすがは日本の教祖様。
飛びと正確性という相反するテーマに、
敢然と立ち向かっていった。
すなわち、圧倒的な飛距離という聖域は
残しつつ、世界一のショットメーカーに
なろうという遠大なる構想を展開したのだ。
それを成し遂げるために彼が
これまでに実践してきた努力の数々は、
筆舌に尽くし難い。
勝負へのこだわりとそれを支える
取り組みの姿勢たるや、他の者には
容易にマネのできないものであり、
まったく頭が下がる思いである。
しかし、残念ながらその努力も、
道半ばにして終焉を迎えそうな
気配である。
53歳(現在72才)を迎えた教祖様は、
自己の目標であったメジャー制覇の
悲願を未だに達成できずにいるからだ。
これから先は、出場資格を得ることすら
難しいだろう。
思うに、やはり飛距離と正確性の両方を
思い通りに手中に収めようとするのは
無理である。
この難問が実際に解決できるのだったら、
数百年にも及ぶごるふの歴史の中で、
1人や2人そうした人物が登場していて
いいはずなのに、そのようなスーパーマンが
過去に存在したという話は聞いたことがない。
今のタイガー・ウッズがそれに若干近いが、
彼とて曲げる時は荒れ狂ったように曲げる。
それでもあれだけの強さを見せているのは、
飛ばし以外の部分にも強さの秘密が隠されて
いるからである。
2019.2.27
確かにジャンボこそ、いつかメジャーで
と思わせてくれた選手でした。
が、ごるぴーさんのご指摘のとおりの
残念な結果となっています。
日本での実績は青木を上回ったジャンボ
ですが、海外での活躍は青木の圧勝。
そこから、海外のコースに慣れないと
海外では勝てないという考えが生まれ、
小林浩美・丸ちゃん・松山英樹選手ら
その後の有力選手の渡米につながった
気がします。
その点で、ジャンボは日本の偉大なる
反面教師という面もあるでしょう。
だから俺も定期的に海外へ行ってラウンド
してる?
いや、まずは日本でみんなが納得する
実績を残してからにしましょう。