最近、ラウンド経験のない超ビギナー
3人組がごるふ同好会を結成し、練習場へ
通い始めた。
3人とも、過去に打ち放しへ数回行った
ことがあるだけだそうだ。
何も知らない者同士でやっても収拾が
つかないことがわかったらしく、
次回は私にも一緒に行ってほしい
と言うので、ついて行くことにした。
私の使命は、もちろん技術指導である。
面倒臭がっている暇はない。
なにしろ、ごるふ仲間が増えるかも
しれない絶好の機会である。
その大事な金の卵が、知らぬ間に
とんでもなくひどいスウィングを
身につけてしまっては大変だ。
今のうちから、最低限のアドバイスは
送っておこうと思った次第である。
3匹まとめて指導するのは初めての
経験であり、予想以上に骨の折れる
労働だった。
じっくり教えることなどできはしない。
ほとんどろくな成果も得られなかった。
1回だけの同行だから当然のことだが、
いろいろと考えさせられることが
あったので、ここでご紹介する。
彼らには、いくつかの共通点があった。
まず第1に、打席に到着するやいなや
いきなりドライバーを取り出して、
素振りもせずにカンカン打ち始める。
本当だったら、多少のストレッチ
ぐらいはやって欲しいところだ。
ぷろの選手は、試合前に必ず入念な
ストレッチを20~30分間行う。
でないと、身体がほぐれないのだ。
アマチュアの人で、ラジオ体操
みたいな動作をする人を時々見かけるが、
これはあまり感心しない。
やらないよりはマシだが、ストレッチは
間接やスジを伸ばすことが目的なのだから、
各部位ごとに20~30秒間静止して、
しっかり伸ばしてやるべきである。
いきなりドライバーというのも、
いただけない。
短いウェッジから始めて、徐々に
慣らしていくのが定石である。
コースでは最初にドライバーで打つ
のだから、練習場でもドライバーから
始めた方が良いと主張する人もいるが、
これは乱暴な話である。
その人は、朝イチのショットで自分が
本当にドライバーを持つべきかどうか、
冷静に判断したことがあるのだろうか?
2018.11.15
昔の準備運動は、基本、ラジオ体操でした。
やる動作はラジオ体操と異なっていても、
どれも8拍のリズムを取ってというのは
共通です。
ストレッチの概念に近かったのは、
アキレス腱伸ばしでしたが、これも
惜しいかな、8拍のリズムをつけ、強弱
で行っていましたので、今のやり方
とは違います。
近かったのは「伸ばし」という部分だけ
だったかもしれません。
大学の時でさえ、そういうリズム準備
体操で、ストレッチという概念はトヨタ
のラグビー部に所属していた方から
社会人になってから教えて頂きました。
ですので、日本にストレッチの概念が
伝わって30年ちょっとということだと
思いますが、
元はアメリカのスポーツに強い大学が行って
いた準備運動が周囲に紹介され、広まって
いったものと、当時聞きました。
実は一部でしかまだ行われていない
けれど、もっと素晴らしい準備運動も
既にあるのかもしれません。
「昔は準備運動と言えばストレッチ
だったんだぜ。」
と、ストレッチが笑われる日も
ないことではありません。