スコットランドに古くからある言い伝えに、
「ハンディキャップ20の人から
ごるふを教わった者は、
ハンディキャップ19以下にはなれない。」
というのがある。
それくらい、ごるふは最初が肝心。
この時期に悪い癖が染み付いてしまったら、
それをあとから取り去ろうとしたって
無理な話。
カラダの節々にまで厳重にからみ付いて、
取れやしないんだから。
ヘタすると、この先死ぬまで
お付き合いを義務付けられることになる
から、恐ろしいものだ。
生まれて初めてクラブを握って
ボールと対峙した人は、大抵の場合、
いきなり見よう見まねの
フルスウィングで襲いかかろうとする
が、そもそもこれが間違いの始まり。
ごるふは、小さなショットから
順に根気よく教えていくのが
ベストルートであると、
アール・ウッズ氏は証言する。
彼は、2歳になった息子のタイガーに
パッティングから教えたという。
次に短いアプローチショット、
長めのアプローチショットと進み、
徐々に大きなスウィングを教え込んで
いったのだ。
2019.4.30
「染みついちゃってから言われても・・・」
と当惑される方、多いことでしょう。
だって、
「ゴルフなんて簡単、超簡単」
って思って始める人が多いんですから、
そりゃ最初から教えを乞う姿勢には
なりにくいです。
「おかしいな、こんなはずじゃ」
と試行錯誤するうちにどんどん
我流ゴルフが染み込んでいきます。
唯一、そうならないケースは
身近にお上手な方がいて、
その方に教えを乞う場合ですね。
その筆頭が親御さんですが、私たちの世代、
親御さんがゴルフをしているなんて
本当に少なかったから、そりゃしゃんないです。