そうか!
ならばというので、さっそくお宅んちの
タイガー君にもパターとボールを与えて
遊ばせるのは自由だが、
のちにその子をプロごるふぁ~に育て上げて、
ガッポリ稼がせようと思うのだったら、
アプローチは決してあなたが教えては
なりませんぞ。
アール氏は、シングルプレーヤー
だったんだから。
あなたはそうじゃないでしょ?
親が自らの手で、子供の将来の芽を
摘んではいけません。
先日、深夜1時頃に24時間営業の
練習場に出向いた。
指定された番号の打席に到着してみると、
隣りでは、20歳過ぎぐらいの若い兄ちゃんが
2人で1つの打席を使用していた。
打てども球がちっとも前に飛ばないところを
見ると、1人は間違いなく超ビギナー
(仮にA君とする)、
もう1人はA君に偉そうなアドバイスを
送っていたので、多少はごるふの経験が
あるのだろう(B君とする)。
必死になってボールと格闘している
A君の様子を見て私が感じたことといえば、
まず、グリップがヒドい。
あれでは、誰が打ったって真っ直ぐ飛ぶ
はずがない。
次に、テークバックからトップにかけては
カラダの右サイドが伸び切って、
実に締まりのない格好だ。
どうやら上体のねじり方がわかって
いないらしい。
おまけに、必要以上にニーアクションが
大きいときてる。
お世辞にも美しいとはいえないスウィング
だった。
2019.5.2
次回は多分、皆さんのご期待のとおりの
お話です。
下手な人が教えたらとんでもないことになる
という前振りもあり、その通りの結果に
なります。
でも、仕方ないんですよね。
初めて練習場に行った時は、
周りの人がみなお上手に見えますもん。
自分のゴロだ、ドスライスだから比べれば
みなプロ顔負けのショットです。
ですので、
「こうですか?」
「違う?」
「じゃあ、こうですか?」
「えっ!こう?」
「なるほど、こうですか!」
下手な方に教わると、感嘆符の数の分だけ
どんどん取り返しがつかなくなります。
私?
ええ、もう全然取り返しがつかないです。