ごるふをやっていて一番いまいましい
出来事といったら、ロストボール
ではなかろうか。
誰が見ても見つかりっこない
という感じのエリアへ打ち込んで
しまったらあきらめもつくが、
なくなるはずがない方向にかっ飛んだ
ボールが忽然と姿を消し、いくら
捜しても出てこない場合がある。
こういうケースは、昔はカラスの
仕業と相場が決まっていた。
腹をすかせたカラス君が何かの
卵と勘違いしてボールを失敬して
いく事態が、かつては世界中の
ごるふ場で確認されたものだ。
非常に頑丈な ”卵” の殻に手を
焼いたカラスが、はるか上空から
ボールを地上に落下させる光景が
目撃されたこともあるという。
ちなみに、ティーショットのボールを
カラスがグリーン上に持ち運び、
カップにコトリと沈めたらどうなるか?
ルールでは、文句なしのホールインワン!
泥縄でも何でもいい、1度でいいから
そんな栄誉に浴してみたいものだ。
カラスとて、さすがに学習機能
ぐらいは持ち合わせている。
煮ても焼いても食えない卵には
そのうち手を出さなくなるので、
これで世のごるふぁ~諸氏は
一安心と思うのは早計である。
人の大事なボールを奪う不届きな
カラスは、空の上だけにとどまらず。
2本足の直立歩行で羽根やクチばしを
持たない新種のカラスが、クラブを
抱えながら隣りのホールからヒョッコリ
現れることがあるから、油断ならない。
たとえば、こんな経験はないだろうか?
ティーショットを打ち終えて第2打地点へ
向かって歩いていたら、隣りのホール
からオッサンが1人現れて、自分のボールが
あると思われる近辺からショットを放ち、
そそくさと戻っていった。
イヤな予感がしながら行ってみると、
他人のボールはあるが自分のボールは
ついに発見できず・・・・。
どうやら、オッサンが間違えて人の
ボールを打って立ち去ったらしいことが
ここで初めてわかるわけだが、もうあとの祭り。
いくらなんでも、血相変えてさっきの
オッサンを追いかけるわけにはいかない。
この場合は、残念ながらロストボール。
所定のペナルティーを払わなければならない。
2018.8.24
ゴルフ場では昔から「ひょっこりはん」が
出没していたんですねえ。
まあ、玉を間違えて打ってしまうことは
ちょくちょく見かけます。
それを嫌って、玉にマーキングを
それも「どでかく」書かれる方も
結構いらっしゃいます。
自分が間違えないためにも
それは効果があります。
フェアウエイ近辺の所有者不明のボール。
この判断は難しいですね。
隣接したホールから飛んで来た
ケースが多いと思いますが、
隣のホールとの境がOBになっている場合は
ピックアップしてもよいでしょう。
或いは、OB杭の辺りに放り投げておくか。
そのままにしておくと、後続の組の
方々が誤認する可能性があります。
OB杭で遮られていない場合は、
探しに来る可能性が非常に高いので、
絶対に触らない方がよいです。
下手なことをすればフェアウエイ上の
決闘になりかねません。
隣のホールからの飛球も考えられず、
かつ、これは見つからなかったろうなあ
という場所で見つけたボールはピック
アップしてもよいと思います。
その場合、自分の玉は見つからず
というケースがほとんどですが。
「あっ、あった、あった。よかったあ。」
「違うわ。俺のじゃない。」
という1人でぬか喜びするパターンです。