ごるぴー商会より:朝の処刑台①の続き
いくらキャリアを重ねたって、
その日最初のショットは
緊張するのものだが、
スタート前にダッファ~諸氏が
練習する理由は、主に3つ。
1つは、身体をほぐすため。
2つ目は、日頃の練習不足を
こういう時に少しでも補っておこう
という安直な意図があること、
そして3つ目は、本番前に充分な
リハーサルを行わないと
気が済まないからである。
かつては私も、スタート前に
球を打たないと不安で
仕方がないタチだった。
だが最近は、打っても打たなくても
どちらでもよいという気分である。
昔の下手っぴだった頃よりも上達し、それなりの
朝イチショットが打てるようになったことが
最大の理由だが、
その一方で、直前に練習することによる
マイナス面が私は気になってきたのだ。
自分自身の経験から言えることなのだが、
スタート前に気合を入れて練習などしてみても、
なかなかイメージ通りのショットにならずに
よく曲がる。
まともに当たってもくれない。
首をひねりながら1番ティに上がる頃には、
どう打ったらよいのか分からない状態に
陥っていることが多く、ろくな結果にならない。
これはおそらく、皆さんも同じではなかろうか?
練習場で惜しげもなくミスショットの
展覧会を開いてしまった関係上、
今度はどんな奥義を披露することになるやらと
戦々恐々、尋常ならざる精神状態で
ティーグラウンドに上がっているはずである。
こんなことだったら、余計な
リハーサルを敢えて排除してみる
のも一案かもしれない。
本番前にマイナス要因となる
煩悩の侵入を許さず、
入念なストレッチに時間をかけて
身体をほぐすことだけに専念し、
あとはリズムとタイミング、
そして全体のバランスを頭の中に
イメージするだけで朝イチの
ショットに臨むべし。
最近になって、私はようやく
そう思えるようになってきた。
皆さんも同じことをやってみろ
とまで主張するつもりはないけどね。
2018.7.3
フロントに立って見ている限りでは、
朝、練習場に向かうのは、日頃練習を
されていないorラウンド経験が少ない
方々に多いような印象があります。
練習をするのは若い方々に多い
ということもありますが、雰囲気的に
相当やっていそうだなと思われる方は
若くてもあまり練習場には
向かわないような気がします。
それがいいとか悪いの話ではありませんが。
理由はいろいろでしょうが、
①固い身体の状態からいきなり練習場で
振り回すと、その疲れが取れないまま
ティグランドに立つことになり、
かえってショットが悪くなる。
②朝一のショットは難しいから
練習場で練習してもどうせ
ミスが出る時は出る。
してもしなくてもたいして
変わらないから、スコアを考えるなら
パットの練習をしてた方がよい。
③先に地元の練習場で練習し、
その疲れを取りながら運転してくるから
ゴルフ場では練習しない。
プロの方は当然、ラウンド前に
練習をするでしょうが、
アマチュアとは鍛え方が違います。
諦めの境地の方は①、
その他の方は②③が多いかもしれません。
なお、とある蒲郡の練習場では、
土日の早朝にこれからラウンドに
向かわれる子羊たちを多く見かけます。