このホールのティーショットでは、
過去にそれほど苦い経験を多く
味わっていたわけではないので、
いつも通りドライバーを手にして
アドレスに入った。
左サイドが全面的にOBだから、
若干右向きにアドレスを
取ったまでは良かったのだが、
いざ構えてみると、どうもシックリいかない。
何がいけないのかしらと思ったら、
どうやらボールの位置が普段よりも
少々右に寄っているようである。
プロや上級者だったら、
意図的にボールを右寄りに置いて
ドローを打つ技術を持っているが、
我々のような未熟者はそうはいかない。
このまま打ったら、
振り遅れて右に押し出すか
スライスするかの結果が待っている。
アドレスを微調整して
ボールの位置がもう少し左に移るように
しようかとも思ったが、
なぜかこの時ばかりは、そうしなかった。
アドレスであまり長いこと
モジモジするのもカッコ悪い、
という意識がはたらいたのかもしれない。
過去の経験では、
打つ前にボールの位置がいつもと違うことに
気付いた時は、スウィングそのものを調整して
そこそこ真っ直ぐ飛ばしたということもある。
今回も、それで対処しようと思ってしまったのだ。
2019.6.14
「どうもシックリいかない」
「何か、変」
「何かいつもと違う」
というのはゴルフに限らずありますよね。
そして、ゴルフでそういう時に
そのまま打つと、たいていはろくな事に
なりません。
ですので、待たすのは申し訳ないけど、
とりあえずアドレスを解いて再度構えます。
それで違和感が消えれば、
そこそこのショットにつながりますが、
それでも違和感の消えない時がよくあります。
これ以上待たすわけにはいかないため、
違和感を抱えたまま、
「エイヤッ」と打ちますが、
結果はたいてい違和感どおりです。
でも、多分、もっと下手だった頃は
違和感さえ感じずに打っていたと
思うんですよね。
それを解決できないにしろ
違和感を感じるだけ、多少はゴルフが
上手くなったということでしょうか?
だって、コロンボが部屋に入るなり、
「ンッ!?」と違和感を感じても、
周囲は「どうしたんだ?」で
終わりですから。