どんな場所や状況であろうと、
フトンに入った直後から眠りにつける
器用な人もいると聞くが、
神経質な者にそんな芸当はマネできない。
特に、次の日がごるふとなると、
楽しい遠足を翌日に控えた小学生の如し。
容易には寝付けずに闇の中で
時間と格闘する者がいたりする。
たとえば、こんな具合に。
む~ん、いよいよ明日はごるふか。
ずいぶん長い間、この日を待ち続けたぞ。
今夜は飲んだくれて
遅く帰るわけにはいかんな。
仕事も適当なところで切り上げて、
早く家に戻ってサッサと寝てしまおう。
早く寝るのはいいが、何時ごろ寝ようか?
ま、いつだって興奮してまともに
寝たためしがないんだし、
どうせ今回も同じだろうから
何時に寝ても大差はないが、たまには
腹いっぱい寝て朝を迎えてみたいよな。
行きの車の中で寝られればいいんだが、
あいにく明日は運転手を
引受けちまったからなぁ。
やっぱ、寝なきゃダメなんだよ。
帰りはヘロヘロになっちまうからな。
明日は5時起きだから、こりゃ相当早く
寝にゃあならんぞ。
遅くとも10時にはフトンに入ろう。
げ! もうこんな時間かよ!
10時半過ぎてるじゃん。
やばい。寝なきゃ。
えーと、その前に明日の支度をしなくちゃ。
忘れ物はないか?
この前、着替えのクツ下忘れて
ひでー目に遭ったからな。
いや、落ち着け、落ち着くんだ。
こういう段階で気持ちが高ぶると、
このあと絶対に寝られなくなるんだよ。
いつでもそうなんだ。
こういうところで失敗してるんだ。
寝る前に、あまり余計なことは
考えちゃいかん。
静かなる心で、あくまでも平常心で
カバン詰めをすることが大事だ。
それにしても、明日の服は
こんなんでえぇんかな?
ぐおぉ~~っ!
もう11時回ってるじゃん!
今から寝たとして・・・・、
なんだよ、たったの5時間半かい。
やばいよ。もう寝なきゃ。
2018.6.1
明日に続きます。
「もう寝なきゃ。」
と思ったごるぴーさんですが、
全く寝ることが出来ません。
さあ、どうなるでしょうか?
「着替えのクツ下忘れて」
確かにこれが一番最悪だと思います。
風呂に入った後に、汗にまみれたぐちゃぐちゃの
靴下をまた履いて帰る・・・・。
裸足の方がましかと、非常に悩みます。