アイアンの練習を続けていくうちに、
ひとつの疑念が浮かんで来た。
その疑念は、時がたつにつれて徐々に大きく
なり、恐ろしい病魔が身体中をむしばむかの
ように頭の中を覆い尽くすに至る。
アイアンがうまく打てないのは、
クラブのせいではないかと思い始めて
しまったのだ。
タダでもらっておきながら
誠に失礼な言い方だが、
Nさんから譲り受けたアイアンは、
見るからに安そうな感じの商品だった
(実際安かったらしいが・・・)。
そのため、どうしても 『安かろう悪かろう』
の印象がつきまとい、それが頭から離れなく
なってしまったのである。
もちろん、練習でミスショットを重ねるのは、
おのれの腕前の未熟さゆえである。
わかっちゃいるのだが、このやるせなさを
どこにぶちまけたらいいのかといったら、
クラブ以外にないではないか。
2019.11.3
そう、クラブ以外にないんですよ、
よい球がなかなか打てない理由は。
(と、思いたいだけですが)
だから、クラブメーカーが存在を続ける
ことが出来るという面があります。
ドライバーなら「飛ぶ」
アイアンなら「易しい」
これらの言葉に釣られ、どれだけの多くの
ゴルファーがクラブを買い替えたことか。
上手い人は、どんなクラブでもそこそこ
には打っちゃうんですけどね。