検討により辿り着いたキーワードは、
『軟鉄鍛造キャビティバック』だった。
ご存じない方がいらっしゃるかも
しれないので、念のため用語解説を
しておこう。
【軟鉄】
マイルドスチールともいう。
鉄にもいろいろと種類があるらしく、
その中で比較的硬度の低い種類の鉄を
軟鉄と呼ぶ。
打感にこだわるぷろや上級者が使う
アイアンのヘッドは、ほとどがこれ。
【鍛造(たんぞう)】
日本刀などのように、真っ赤に焼けた
鉄をカンカン叩いて成形するのと
同じようなイメージの製法。
鉄の分子構造に粘りが出るので、
ライ角の微調整などが容易に行える。
これに対し、金型に流し込むのと
同じようにして成形する方法を
鋳造(ちゅうぞう)という。
【キャビティバック】
ヘッドの背面を大きくえぐった
構造のアイアン。
スィートスポットが大きくなる
というメリットがある。
この当時、PING社のEYE2というグロテスクな
形状をしたアイアンの評判が良かったのは、
キャビティバック構造だったからである。
2019.11.6
ゴルフを始めた当初は、知る限り、
キャビティバックのアイアンなどはなく、
全てマッスルバックのアイアンでした。
キャビティ登場時、
「これさえ手に入れれば上手く打てるわ、
きっと。」
と思ったものです。
そして、手に入れて上手く打てたか?
そんなもん、上手く打てるわけないじゃ
ないですか。腕が腕ですもん。
そうじゃないかって思ってしまって、
買い替えてしまっただけです。
その後も、錯覚を起こすたびに、
反省することなく買い替えるということを
繰り返し続けています。