ごるぴー商会より:雨ニモ負ケズ①
しかし、今になって私は、
その考えを撤回することに決めた。
私の心を突き動かしたのは、
昔、全英オープンの競技委員長を
務めたことがある人物の言葉だった。
「ごるふは、元々自然との戦いの中で
行われてきたゲーム。
天候がどうのなどと軟弱なことを言う者に
ごるふを語る資格はない。
雨や風がイヤだというのなら、そいつは直ちに
インドアスポーツに転向するべきである。」
これには少々打ちのめされた。
ごるふ以上に面白い遊びなどこの世に
存在するはずがないと信じ切っている
私としては、ごるふ道具一式を
粗大ゴミに出してバスケやバドミントンに
興じる気など、サラサラない。
ごるふは元々屋根のないところで
やるゲームなのだから、たとえ
雨にたたられたとしても、それもまた
ごるふのうちであることを
彼は教えてくれたのだ。
以来、私は雨の中でのプレーで
あっても、以前ほどの苦痛を
感じなくなったような気がする。
スコアの方は相変わらず
ハチャメチャだが・・・。
強風の場合とて同様。
低い弾道で球をコントロールする技術を
持たず、風の計算もろくすぽできない者が、
自分の未熟さを棚に上げて気象状況に
文句をたれるなど、
ごるふに対する侮辱に等しい。
ごるふぁ~は、自然の前では
常に謙虚でなければならない。
イギリスでは、オックスフォード大学と
ケンブリッジ大学による、OBの選手を含めた
対抗戦が20世紀前半の頃から続いている。
この伝統の定期戦は、毎年1月の第1週目に
開催されるならわし。
厳寒の季節だけに、イギリス最南端にある
ごるふ場で行われるのだが、それでも北緯51度。
これは、北海道を遥かに通り越してその上の
サハリン中央部、あるいはカムチャツカ半島
南端部に相当するポジションなのだから、
過酷な戦いである。
選手たちは一様に北極探検隊のような
着ぶくれ状態で1番ティーに現れ、
肩までしか上がらないバックスウィングで
球を叩くのだそうだ。
この試合では、競技終了後に必ず綿密な
気象調査が行われるらしく、気温は氷点下、
風速は5m以上であることが競技成立の
絶対条件とされている。
万一これらの条件を満たさなかった場合には、
実際の勝敗には関係なく両校引き分けが
宣言されるという。
好き好んでそんな場所でプレーしたいとは
思わないが、こんな話を聞くにつけ、
真冬の荒川河川敷ごときで
ヒーヒー言っている自分が恥ずかしい。
2018.6.10
そうですよ、いくら冬のサンベルが
寒いといっても8時過ぎでも氷点下
なんてことはありません。
風速は測ったことないですけど、
5mというのは1秒につき5mという
ことのようですから、相当なものです。
ということで、今年の冬は是非、
例年以上にサンベルでラウンドを。
私は寒さで何かあるといけませんので、
事務所の中でいつでも各所に
連絡が取れるよう、やむを得ず
待機しています。
雨の日も滑ったりして危険ですので、
同様に事務所の中で待機しています。
ああ、凍てつく寒さの中や雨の中で、
存分にゴルフを堪能したいのに!
でもまあ、実際には年がら年中、
季節を問わず、ゴルフをしてきましたが、
防寒具の進歩した現在、真冬よりも
真夏の方が辛いですね。
真夏は、全部脱いで、更に皮も一枚
めくりたくなる時があります。
多分、こうやって身体が苛められることも
過度にならない限り、身体にとっては
いいことなんだろうなあと思います。