「飛ばし」は、ぷろ・アマ問わず
永遠のテーマである。
ジャンボ尾崎は、デビュー以来、
圧倒的な飛距離で
ファンを魅了してきた。
本人曰く、
人よりも飛ぶのは第一アドバンテージ
だという。
飛ぶという評判の道具が発売されると、
そのクラブは例外なくヒット商品となる。
本項では、この「飛ばし」について考えてみたい。
ぷろとアマとでは、
「飛ばし」に対する考え方が
若干異なるような気がする。
ぷろの選手は、飛ぶ人が多い。
その中に混じって、飛距離で劣る選手
にとって、ドライバーの飛距離アップは、
スコアに直結するらしい。
そのため、飛ばない選手にとって、
「飛ばし」はまさに切望、あるいは悲願
と言えよう。
これに対し、アマチュアにとっての
「飛ばし」は、一種の憧れや夢
のようなものであることが多い。
夢を道具で叶えられるのなら、
多少(場合によっては巨額?)の出費を
してでも評判の道具に飛びついてしまう。
さらにもう1つ、「飛ばし」 には
妙な魔力がある。
それは、優越感である。
人よりも飛ぶ=偉い、みたいな観念があり、
その気持ちに浸りたくて
「飛ばし」を求める人がいるわけだ。
次のような経験はないだろうか?
練習場でドライバーを打っていたら、
隣打席の男がやたら飛ばすのを目の当たりにして、
ついつい自分もブンブン振り回す。
あるいはコース上で、オナーが
豪快な一発を決めたあと、負けじと
シャカリキになって大振りをする。
これらは要するに、優越感に
浸りたがっている人々の争いである。
言い換えれば、劣等感に浸りたくない、
あるいは飛ばない奴だとバカにされたくない
という気持ちの表れと言えるかもしれない。
つづく
2018.6.15
ごるぴーさんはまだ若かったんでしょう。
若い頃はドラコンがもっとも熾烈な戦い
ということがよくありました。
(スコア勝負だとそっちの方が自信ない
という各自の都合もありましたが)
でも、加齢だとか、高反発クラブ禁止で
飛距離が落ちてくると、
「ミドルホールでどのクラブを持っても
セカンドがグリーンに届かない」
というケースが出てくるんですよね。
届くにしても、ハイブリッドで狙うより、
9番とか8番アイアンで狙えれば
どれだけ楽なことか。
特にサンベルではショートの6番ですね。
240yd、更にアゲンストなんて
ドライバーでも厳しいです。
マン振りすれば引っかけOBもありますし。
ロングの15番もそうですね。
風がなければよいけれど、
アゲンストの時は青・黒ティからだと
フェアウエイに届くかどうか本当に心配です。
ですので、飛距離は欲しいです。
その切実な気持ちが「飛ぶ!」と聞くと矢も
盾もたまらなくさせてしまうんですねえ。
メーカーの思う壺です。