中部銀次郎(なかべ・ぎんじろう)
というごるふぁ~をご存知だろうか?
日本アマチュアごるふ界の至宝
と呼ばれる人物で、全盛時には
ぷろよりも強いアマ
といわれたこともあった。
日本アマチュア選手権のタイトルを
制すること6回、この記録は今後2度と
破られることはないであろう。
現在は競技ごるふの第一線から退き、
月に1~2回、趣味でのラウンドを
楽しんでおられる。
その中部先生が、かつてこんなことを
おっしゃったそうだ。
最近、ごるふをする人は増えたが、
ごるふぁ~は少なくなった。
ここでいう「ごるふぁ~」とは、必ずしも
ごるふの上手な人のことではない。
別に上手でも下手でもよいのだ。
マナーやルールを遵守し、
常に自分自身に厳しく、
真摯な態度でごるふに取り組む人のことを
指しているとものと思われる。
最近はそういった立派な人が
少なくなったと、中部先生は
嘆いていらっしゃるのだ。
まったく同感である。
ごるふに対して、どのような姿勢で
取り組むかは個人によって
違いがあるので、何が良い悪いの話を
するのは適当ではないかもしれない。
しかし少なくとも私自身は、
日頃からごるふを愛し、
ごるふをプレーする者である以上、
「ごるふをする人」ではなく、
ごるふぁ~になりたい
と思っている。
この気持ちを持ち続けることが
できなくなった時は、ごるふを
やめる時だと思っている。
具体的にどういう人が
ごるふぁ~と言い難いかは、
いくつかのテーマに分けて、
追い追い私見を述べることにする。
話はそれるが、ついでにもう1つ
中部先生のお言葉を紹介する。
ごるふは、起こったことに対して
鋭敏に反応してはいけない。
やわらかくやり過ごすことだ。
これには思わず唸らされる。
ショットを失敗したあと、
次打で挽回しようとリキんでしまったり、
逆に絶好のポジションをキープしたあと、
これをビタっと寄せればと、
変な色気が出て大失敗したり。
どちらも出来事や状況に鋭敏に
反応してしまった結果だ。
ごるふはメンタルなスポーツ
と言われる所以である。
2018.6.24
「最近、ごるふぁ~は少なくなった。」
とのことですが、これ、多分、
最近だけでなく以前もです。
元々、そういう人は少ないんです。
ゴルフが大好きという方以外に
それを求めても難しい部分は
ありますし。