楠田枝里子さんが司会をしていた頃は、
毎週、「世界まる見え!テレビ特捜部」を
見ていました。
が、今は、毎年、明石家さんまさんが
ゲスト出演をする特番の時しか見ていません。
で、今年もその特番は見ました。
タケシさんとさんまさんの絡みって、今や
この番組ぐらいでしかやってなくて、楽しみ
なんですよね。
番組中の1シーンですが、確かにタケシさんは
70才超え。
コメディアンが70才を過ぎてもこういう姿を
するのも考えられなかったし、そもそもテレビに
出続けているというのも考えられなかったです。
それはひとえに、芸人、コメディアンが
世間から尊敬の目線を受けるようになってから
だと思います。
それ以前は、「クレージーキャッツ」「ドリフ」
「コント550号」などが大人気を博しましたが、
コメディアンの域に留まっていたと思います。
コメディアン出身では伊東四朗さんなどは
大御所と言える位置まで到達したと思います。
でも、こういう方々はコメディアンではなく、
俳優などに転身してという感じがしますし、
大御所まででという印象もあります。
一方で、タケシさん、さんまさん、タモリさんの
「ビッグ3」って、それを突き抜けてしまった
という面があるように思えます。
そして、しかも彼らでそれが絶えようとしており、
いかに「ビッグ3」が凄かったかだと思います。
”
いやいや、そんなことありますって。
2024.4.10
厳密に言うと、他のお二方と違って、さんまさん
は文化人としては認知されていません(多分)。
ただ、吉本の古い大物って、途中で露出が減り、
たいていは吉本内部に埋もれてしまいます。
が、さんまさん。
化石どころか、いまだ現役真っただ中。
こんな吉本芸人、過去にいなかったですし、
これからも出ないだろうと思います。
松本さん騒動の時に「ダウンタウンが笑いの礎を
築いた」、「大阪芸人が認知されたのはダウン
タウンから」なんて記事もありました。
でも、大阪の笑いを全国区にしたのはさんまさん
であり、ダウンタウンはさんまさんの後を追って
来ただけです。
藤田まことさん、財津一郎さん、やすしきよし、
B&Bなど、関西出身の芸人・コメディアンは
それまでにも多々いて、知名度もありました。
が、大阪弁を全国区にし、大阪人の笑いを全国に
広めたのは、1981年放映開始の「オレたちひょう
きん族」のさんまさんからです。
1981年と言えば、ダウンタウンのお2人はまだ
高校生で、NSCにすら入っていません。
現在の芸人って、皆BIG3の恩恵を受けていますし、
特に関西芸人は皆、さんまさんの歩いて作った道を
ほぼたどってきています。
とりわけビッグ3が凄いのは、世間から憎まれる
ようなスキャンダルを起こさなかったという点です。
あれだけ売れれば、普通は誰か何かをやらかします。
フライデー襲撃事件?
あれはあれですよ。
現代版の赤穂浪士討入りです。
ビッグ3の時代と人生が重なって本当に良かった
と私は思っています。