以前、次のようなブログを掲載したことがあります。
ゴルフコースの声⑤:マスター室の独り言
「カートが前に行ってたんだから、そのカート手前
まで打って、何の問題があるの?
問題があるなら、まだカートの後ろにいたその人でしょ?」
と、打ち込んでおいてそう嘯いた人の件です。
上記の図のような状態だと、紫、赤、青と3人の人が
後方打球の餌食になる可能性があります。
カートの後ろに控えていますので。
そして、こんな状況はしょっちゅう発生しますので、
やはりカート位置基準でのショット開始はNGです。
一方で、前にいる人たちも「まだここにいるよ」
というアピールが必要です。
アピールもせずに、ただ打ち込まれたことを理由に
顔を真っ赤にして怒っても、落ち度がないとは言えない
です。
そして、打つ人は「カート」と「前のプレーヤー」の
両方の位置の確認をして打つことが必要です。
最後の2人が降りて空車になったカートに打ち終わった
赤の人が乗り込み、一番前のピンクの人の少し前に
カートを移動させることは多々あります。
これは、ピンクの人が打ち終わった後に、後ろに戻る
ことなく、前へ進みながらカートへ乗り込めるように
するためです。
先に進めておけば、ピンクの人はその分、前方の
位置からカートに乗って進むことが出来、些少
ですが、その分、時間を節約できます。
些細なことですが、こういうことがラウンドの
総時間に影響を与えます。
2023.7.9
自分の位置よりもはるか後方にあるカートまで
歩いて戻っていく人を見る事もあります。
こういう場合は、リモコンを持っている人に
「カートを進めて」と伝えれば済む話です。
現在の自分の位置よりも少し前までカートを
進めてもらえば、歩く距離は同じでその間に
カートが進みますので、時間を節約できます。
いや、これらの話、当たり前のことだと私は
思っています。
いやもちろん、「そんなんは全然当たり前の話
じゃねえ」って思っていらっしゃる方が多々、
お見えなのも重々、承知しています。
でも、そういう方々の積み重ねで休憩時間が1時間を
越えちゃったり、ハーフで3時間もかかったなんて
ことになっちゃうんですよねえ。
ボールマークを直さない人々よりも始末が悪いです。
プレーの遅い人が、ボールマークを直さないだとか、
バンカーを直さないなどで人のことをマナーがないと
言うとしたら、それはゴルフ場からすれば大笑いです。
ブラック企業の経営者が社員を集めて、「人の道とは」
と説くのと同じレベルのお笑いでしょうねえ。
反論しない社員を前に語りたがりますけど、たいていは
どっかで聞きかじっただけの話ですし。
一番肝心なマナーの部分が理解されず、それよりも
些細なマナーの部分ばかりが取り上げられるという
傾向はあるように思います。