1970年代以前に生まれた方にとって
共通する「ありゃ、だまし討ちだよな」
と、思うしかないことがあります。
1986年のハレー彗星の回帰ですね。
宇宙の神秘と言えばハレー彗星。
75.3年周期だから、一生に一度しか。
キリスト生誕時のベツレヘムの星とは
あのハレー彗星のこと。
と様々に聞かされ、
挙句の果てには「空気のなくなる日」を
学芸会で演じさせられた人も多いはずです。
更には、回帰に向けて、望遠鏡・双眼鏡も
飛ぶように売れたそうです。
そして、待ち望んだいよいよの1986年。
泣きましたね。
双眼鏡で見てもかすかに「あれか?」程度
にしか見えませんでした。
これは、ゴルフで言えば飛ぶドライバーにも
同じことが言えます。
考えてみれば、それなりのエネルギーを
与えなければ飛ぶわけがありません。
でも、
何かエネルギーが増幅でもするのかしら?
と、250yd、300ydを夢見て、ついつい
買ってしまいます。
今まで、何度も同じ目に遭って来たのに。
2020.7.30
この世代には1972年のジャコビニ流星群でも
同じ目に遭っている人が多くいます。
前評判は全天空に流星の雨あられ。
少年ジャンプ連載の「アストロ球団」では、
バットの破片が流星のように降り注ぎ、
鉄壁の守備を打ち破る「ジャコビニ流星打法」
も登場。
期待はいやが上にも高まるばかりでした。
が、現実は、ひと〜つ、ふた〜つ。
天空を1時間以上見上げながら、
「まだか、まだか」とやっていた人は
多かったはずです。
翌日、サロンパスとトクホンが飛ぶように
売れたそうです。
それが売り切れ、「もうウナコーワでも」
と、かゆみ止めを買う方もいたそうです。
騙されやすい世代なんでしょうか?
ええ、1999年には「ノストラダムスの
大予言」でも、懲りずに簡単に騙されました。
そして、新型コロナ第二波。
全然やり玉には上がっていませんが、
鉄道はやっぱり危ないと思います。
感染経路不明の方と、言ってみりゃ
電車通勤の多い世代・地域がやられて
いますから。
感染し、臨終の床で「最後まで騙された」
とつぶやくことのないよう祈ります。