多分、ドラマの中のセリフだったと思うんですが、
「そんなほうを選ぶなんて、まるでトンカツじゃなく、
コロッケを選ぶようなもんじゃないか!
よく考えろよ!」
子供の頃の私はそれを見て、
「えっ!トンカツのほうを普通は選ぶん?」
と、非常に驚愕しました。その一方で、
「大人になるとトンカツのほうを選ぶようになるのかしら?」
とも思ったものでした。
でも、甲乙つけがたいですね。
トンカツは月に何度も食べるぐらい好きですが、
「どっち?」と言われるとやっぱコロッケの方でしょうか。
「いつかはトンカツのほうになるんだろう。」
と思いつつ、長い年月を過ごして来ましたが、大人をも
超える年になった今もやっぱりコロッケのままですね。
損得で言えばトンカツの方でしょう、一般的には。
値段が高いですので。
でも、状況の差ということもあります。
昼食や夕食でおかずとして食べるなら、トンカツの
ほうがいいです。
でも、車の中だとか、歩きながら、或いはゴルフを
しながら食べるとしたら、コロッケの方がいいです。
ですので、人の感情が入ってくる場合って、実は
コスパはあまり意味がありません。
無料でどちらかをと言う場合、コスパを考えれば
トンカツでしょうけど、「俺はコロッケが喰いたい」
という場合もあります。
それはゴルフ場選びでもそういうことがあるでしょうし、
ボール選びでもそういうことがあると思います。
安いコースで大渋滞になり「もうこんなコース来ない!」
となる場合もありますし、安いボールのほうが気楽に
打てるという場合もあります。
コスパは無視できませんが、1人の感情ならいざ知らず、
他人を含めた多くの人の感情を算定することはほぼ
不可能です。
なのに、感情が支配する一般生活の中にまでコスパを
持ち込み、それを重要視し過ぎてしまうというアホな
風潮は一部にあると思います。
いや、「俺・私、コスパって言葉ぐらいちゃんと
知っとるよ(まあ、深くは知らんけど)。」
って言いたいだけなんだろうなあということも
もちろん理解しています。
2023.2.9
コロッケは、個人的には昼ごはんのおかずという
イメージがあります。
平日は学校の給食でしたので、家で昼食というと
土日に限られるのですが、まあ夏は冷や麦の一本槍。
夏以外はご飯ですが、春夏秋冬を問わず、おかずと
いうとコロッケかホッケの干物でした。
多分、2品とも安かったんですよね。
昭和39年前後、コロッケは1個5円、ホッケは1匹
10円か15円だったと思います。
土日のたびにコロッケかホッケを食べ、コロッケは
未だに好きですが、ホッケはもう食べられないです。
戦中派の人たちが戦中にかぼちゃを食べ過ぎた
という理由で、かぼちゃは嫌いという話を聞いた
ことがありますが、私の場合はホッケです。
もう何十年も食べたことがないです。
「脂が乗っていておいしい」と言われても、胃が
拒否をします。