まず、当時の状況を拾えた中からピックアップ
してみます。
日経産業新聞 平成14(2002)年12月30日
2002年のゴルフ場の破綻件数と負債金額は
過去最高の水準に達した。
バブル期に会員募集したゴルフ場が相次いで
預託金の返還請求期限を迎えているほか、
ゴルフ場本体の収益も悪化しているためだ。
預託金など巨額負債を抱えるゴルフ場経営会社
の多くは本業の収益も低迷。
会員から返還請求を受けると訴訟を恐れて法的
整理に踏み切らずを得なくなる。
破綻ゴルフ場の再建役として存在感を高めている
のが外資。
4,922億円の負債を抱えて破綻したエスティティの
スポンサーには国内外10社が手を挙げたが、
第二次選考に残った数社のうち3社はスポンサーに
決まった米ローンスターを含む外資系だった。
地産のスポンサーもゴールドマン・サックス、ローン
スター、スターウッドの3社に絞られた。
外資が触手を伸ばすのは、法的手続きで債務の大半が
カットされれば少ない投資で大きな見返りがあると
見るからだ。
日東興業がゴールドマン・サックスとまとめた再生
計画案は、預託金など約5000億円の一般債権額の
97・5%前後をカットする内容。
2.5%に相当する100億円強に担保付き債権の
買収額を加えた数百億円で30コースが手にはいる。
こうした外資系流の支援に対し、預託金の大幅
カットを余儀なくされる会員から
「ハゲタカファンドを儲けさせるだけ」
との批判も出ているが、現時点で外資に対抗できる
資金を用意できる国内の企業はほとんど無い。
外資系ファンドの多くは買収したゴルフ場を
欧米流の経営で建て直し、数年後には第三者に
売却するか株式を上場する考え。
説明
ゴルフ場本体の収益も悪化というのは、
ビジタープレーフィーの安値化が主因だと思います。
2002年ですので、ネット予約でどのコースでも
予約できるという現行制度が定着化した頃です。
「数年後には第三者に売却するか株式を上場する考え」
というのも当たりましたね。
現在のアコーディアとかPGMがそれに該当します。
別にアコーディアとかPGMという会社が悪いのでは
ないのですが、上記の例では預託金の97.5%がカット。
1,000万円の会員権であれば、975万円がカットで、
残るのは25万円だけです。
こういうことが日本の各地で発生し、ゴルフ場の
経営者と傘下の会員たちは莫大な損失を被って
います。
「ゴルフ場が潰れた」「どんどん潰れる」という
報道はあっても、何故そんなことになったのか?
という報道は見たことがありませんでした。
今もないです。
ええ、金の卵を産むガチョウの大量殺戮事件です。
2022.6.17
昨日6/16(木)のハーフ所要時間
もっとも早い組 1:46
もっとも遅い組 2:42
OUT平均時間 2:27
IN 〃 2:21
まあ、組数はかなり入っている日で、そうねえ
こんなもん、なかなかという感じの1日でした。
もっとも遅い組の「2:42」であった方々。
前半は「2:15」で回っていらっしゃったため、
遅い方々ではないです。
OUTのどこかでグリーンの難しいホールがあった
のか、OUTで少々詰み傾向が出ており、その影響
だろうと考えています。