では、本題の「償還請求が殺到したから」ではなく、
「なぜ、償還請求が殺到したのか?」の説明を。
多分、ほとんどのゴルフ場では次のような
条項が会則の中に入っていると思います。
「会社は理事会の承認を得て、天災地変、経済
状況の著しい変化等やむを得ない事由のある
ときに限り、据置期間を延長できる。」
これが認められれば、バブルが崩壊し、経済が
大変動しようが、何とかなるはずでした。
でも、裁判所はこれを認めなかったんですよね。
曰く、
「バブル経済が崩壊したしたといっても土地、
株式、ゴルフ会員権等の資産価格に大幅な
下落があったにすぎず、
他の物価や生産、消費などの経済活動に大きな
変化があったわけではないから、著しい経済状況
の変化があったと認めることはできない。」
↓
償還時期が到来し、償還請求が来たら、コース側は
支払いの義務がある。据置期間の延長は認められない。
この結果、償還期限到来分について、償還請求が殺到し、
耐え切れなくなったゴルフ場のほとんどが倒産すること
となります。
そうなることは裁判所も予見できたはずですので、
そういう判断をするにしろ、きちんと回収できる道筋を
立てるべきだったと思います。
が、それもせず、「請求殺到⇒ほとんどのゴルフ場は
倒産」となり、預託金の償還を受けたい側も回収できずに
ということになってしまいました。
ですので、裁判所こそが「金のガチョウ大量殺戮」
の引き金を引いたと私は思っています。
2022.6.19
昨日6/18(土)のハーフ所要時間
もっとも早い組 2:07
もっとも遅い組 2:43
OUT平均時間 2:27
IN 〃 2:25