裁判所の次のような判断。
「バブル経済が崩壊したしたといっても土地、
株式、ゴルフ会員権等の資産価格に大幅な
下落があったにすぎず、
他の物価や生産、消費などの経済活動に大きな
変化があったわけではないから、著しい経済状況
の変化があったと認めることはできない。」
経済の専門家ではありませんので、「バブル崩壊」が
経済に与えた影響を事細かに説明したり、判断する
ことは、私には出来ません。
でも、
これなどは一例ですが、バブル後、経済指標のありと
あらゆるものが悪化し、しかも長期化したという
イメージがあります。
歴史上、類を見ないほどの
「著しい経済状況の変化があった」と私は思います。
また、Wikipediaにも、
「日本銀行による急速な金融引き締め(総量規制)の
事実上の失敗を端緒とした信用収縮と、在庫調整の
重なったバブル崩壊後の急速な景気後退に、
財務当局の失政、円高、世界的な景況悪化などの
複合的な要因が次々に加わり不況が長期化した。
銀行・証券会社などの大手金融機関の破綻が金融
不安を引き起こすなど、日本の経済に大打撃を与えた。」
とあります。
確かに「大打撃だった」ろうと思います。
が、裁判所の判断は、
「著しい経済状況の変化があったと認めることは
できない。」
⇒「ゴルフ場は償還請求が来たら、全て応じなければ
ならない。」
であり、結果、
⇒「払えなくて倒産しても、倒産されて取りっぱぐれても
裁判所は知ったこっちゃない。」
⇒最終的に90~95%のゴルフ場が倒産。
⇒ほとんどのメンバーも預託金を回収できず、
全てがパー。
ということになり、それは最悪の結果だったと
思います。
ゴルフ場も会員券所有者も全員が大損となり、
笑ったのは外資系だけだったんですから。
2022.6.20
当コースは、その荒波を生き残った数少ない
奇跡的なゴルフ場です。
その理由は、当時のメンバーさんの多くが「償還金
請求期限の延長」に応じてくれたためです。
もちろん、応じてくれず、死ぬ思いで償還を行った、
行っている先もあります。
でも、生き残れるだけ多くのメンバーさんが応じて
くれたためですので、そこから当コースの
「メンバーさん最優先」の姿勢も生まれています。
今でも年間何千万円もの償還金支払いを続けており、
非常に苦しいことに変わりはありません。
でも、何とか期限の到来した預託金は、時間をかけても
全額償還をと考えています。
ええ、当コースは「償還金」という「金の卵」を
産み続けるガチョウでもあります。
また、当時、裁判所があのような判断を下さず、
調停案などを考えたなら、こういう悲劇は起き
なかっただろうと思っています。
昨日6/19(日)のハーフ所要時間
もっとも早い組 1:57
もっとも遅い組 2:45
OUT平均時間 2:28
IN 〃 2:19
日曜であり、来場者数も踏まえて、まずまずの
1日だったと思います。
追記 2024.10.1
サンベルも結局倒れてしまいましたが、パターン
は同じです。
一部の強硬な償還請求者と、それを煽り、後押し
した一部の弁護士です。
そしてやはり、ほぼ全員が不幸な結果になりました。