会則に記載のあった償還期限の延長を裁判所が
認めなかった理由として、
「バブル経済が崩壊したしたといっても土地、
株式、ゴルフ会員権等の資産価格に大幅な
下落があったにすぎず、
他の物価や生産、消費などの経済活動に大きな
変化があったわけではないから、著しい経済状況
の変化があったと認めることはできない。」
があるわけですが、そういう判断を下せば、
ゴルフ場が軒並み倒産に至るということも
裁判所は予測出来たはずです。
だって、当初の預託金の使途は「ゴルフコース建設費」
であり、社内留保とかで残っているものではない
ことは、裁判の過程で明らかになっていましたので。
加えて、バブルの崩壊以後、ビジター料金も、新規
入会者の預託金・入会金も下がり続けで、ゴルフ場には
そんなに余裕がなかったということも知っていました。
そうではあるけれども、多分、上記の判例というのは、
同種の裁判において全て適用されたんだろうと思います。
この種の裁判、同様の理由で、ことごとくゴルフ場側の
敗北となりましたので。
ですので、「預託金、必ず取り戻します」を旗印に
掲げる弁護士も出ています。
必ず勝てるという見込みで依頼者を募り、巨額の
手数料を稼ぐ弁護士です。
彼らはもう裁判にもならず、強気に言えばゴルフ場が
折れるということを知っており、言ってみれば脅すだけで
巨額の手数料を取ります。
倒産したゴルフ場を買い漁ったのが禿鷹ファウンド
なら、彼らは禿鷹弁護士とも言えます。
でも、そういう弁護士に依頼すれば必ずかなりの額の
手数料を取られますので、直接、ゴルフ場に相談した
方がよいと思います。
多分、「一切譲歩せず」なんてゴルフ場はないと
思います。
2022.6.21
上記のような弁護士の方々、弁護士の中でもかなり
異端だそうです。
私たちの知りうる弁護士の方々は皆、ゴルフ場側と
依頼者側の間に立ち、ゴルフ場が倒産しかねない
ような要求は逆に抑えてくれます。
ゴルフ場を潰してしまっては元も子もありませんし、
潰れて喜ぶのは大手のゴルフ場経営グループだけ
ですので。
でも異端の弁護士、「ゴルフ場なんて潰れても構わない」
「自分の利益が第一」という姿勢で来るなら、
「一丁勝負したろか?」というコースも出てくるかも
しれません。
だって、バブル崩壊の影響力、今なら十分理解して
くれる裁判官もいるでしょうし、当時、どのような
結果になってしまったのかも知っているでしょうから。
昨日6/20(月)のハーフ所要時間
もっとも早い組 1:53
もっとも遅い組 2:44
OUT平均時間 2:25
IN 〃 2:23
何というか典型的なパターンです。
もっとも遅い「2:44」はOUTでの数値ですが、
この組はINでは「2:29」で回っていらっしゃいます。
どうしてもOUTの方が時間はかかりがちとなります。