昨日の続きにもなってしまいますが、プレーヤーと
してではなく、ゴルフ場運営の一員として、聞き
飽きた言葉もあります。
「卵産みをしてる」
「過小申告も」
もう聞きたくないです、聞き飽きちゃったし。
そして、それを言う人は実際にその現場を見ている
わけです、それが本当なら。
そこではビビッて何も言わず、陰に回って「何とかして」
ってのは、正直うんざりです。
いや、不正から逃げているわけではないです。
「スコアがおかしい。」「いや、このスコアだ。」
ということでトラブってくれたなら、直ちに現場へ
駆け付けます。
もう、直ちに。
そして、裁定は簡単です。
他が違うって言ってるのに、「このスコアだ。」って
言ってるのがそのスコアを出した本人だけであれば、
基本的に誤申告と判断し、ペナルティを課します。
同じ人で何度も同様のことが起これば、1年とか3年
とかの競技出場停止、最悪の場合、除名という方法も
取れます。
全員に審判員を付けることは事実上不可能ですので、
ゴルフはゴルファーとしての良心を唯一の拠り所と
して、競技運営が行われています。
それはプロのトーナメントでさえ同様です。
マスターズでさえ、1人ずつの審判員が付き、ショットの
たびに近くで監視しているわけではありません。
暴論かもしれませんが、「インチキしたけりゃ勝手に
やりゃいいじゃねえか。どっかで痛い目に遭っても
知らねえけど。」ってのが現行のゴルフ規則の前提です。
ですので、指摘をすることは確かに勇気が要るだろう
けど、陰でこそこそ言うのではなく、「ちゃんと現場で
指摘をして」と願っています。
それさえしてくれれば、「痛い目」の鉄槌を下す道も
開けて来ます。
2023.2.4
指摘内容が事実である場合も多いでしょう。
でも、事実でない場合も多いだろうと思うんですよね。
基本、自分はリスクを負わずに他人を中傷し、その処分
まで他人にやらせようと唆すことを讒訴と言います。
これで、歴史上、どれだけ功のある人が失脚しただろう
かと思います。
私にも前の会社で多分やられたんだろうなと思うこと
がいくつかあります。
罪のないどころか、多くの場合、功のある人が知らぬ
間に悪人にされ、地位を失う。
結果、その組織も弱体化してしまう。
この怖さを考えると、やっぱり確たる証拠がないのに
人を処分することは出来ないと思います。
それで悪人が見逃されるということもまたあるだろう
とは思いますが、逆の場合が悲惨すぎます。
「疑わしきは罰せず」というのは正解ではないけど、
次善の策という気はします。
悪行を見つかった人が穏便に済ましてもらったこと
をいいいことに、穏便に済ましてくれたその人を逆に
そうしていたと讒訴する場合もあります。
人を処罰するなんてことは、周囲も納得できるものが
ないとそうそうとは出来ないです。
一方で現代。
ネットの社会って自分はリスクを負わずに他人を中傷
するケースが多すぎるような気がします。
クチコミなんかにもそういう人は潜んでいますので、
注意して読んではいます。