ゴルフが唯一の大学入学試験科目だったら。
何十万人も一度に試験できる会場すらない
ということもあり、実現はまず不可能ですが、
これを考えてみると見えてくることもあります。
まず、入試種目と言えど、誰もがゴルフに熱中
or集中するのか?
例えば、イチローさんで考えてみます。
彼は学校の成績が非常に良かったそうですし、
言動を見てもそれはわかります。
が、彼はそういう頭脳を持ちながら学歴社会を
目指さなかったんですね。
次に、将棋の米長邦雄永世棋聖。
彼の言葉としては、彼が言ったという
「(3人の)兄達は頭が悪いから東大へ行った。
自分は頭が良いから将棋指しになった。」
が、有名です。
彼、少なくとも兄には劣らない頭脳を持っていたん
でしょう。
ですので、才能を持ちながら学歴社会を目指さない
人もいくらでもいます。
でも、そうでないと今の世の中も回っていないと
思うんですよね。
優秀な頭脳を持ちながら、興味が勉学による立身
出世には向かわず、言ってみれば市井の一般人に
なられた方々。
彼らの中に、中小企業ながら目覚ましい業績を
上げる原動力となった方々、一流のスポーツ選手、
芸能人、芸術家などがいらっしゃるのかなあと。
もちろん、なくてはならない存在として、
中小どころか零細企業で業績を上げていらっしゃる
方もお見えでしょう。
自身は子供を育てているだけかもしれませんが、
その子供が立派に薫陶を受け、次世代の星になる
場合もあるでしょう。
そういう点でも、学歴を誇る人たちだけで、
世の中は回っているわけではありません。
2023.8.24
谷川浩司永世名人。
彼のお兄さんも東大卒業者で高学歴者です。
当然、谷川さんもそちらを目指せば相当な
高学歴者となっていたでしょう。
が、彼もそちらは目指さなかった。
そして、谷川さん、自転車に乗れないそうです。
将棋に集中するあまり、自転車に乗る練習を
しなかったという理由ですが、頭さえ良ければ
何でも出来るわけでもないです。
素質の上に、何を目指して、何に時間を使うかが
カギとなって来ます。