飛距離低下の問題に、いつか、誰もが
直面せざるを得なくなります。
日々、鍛錬をしているシニアプロでもそうですので、
一般アマチュアはいわんやです。
一方で、ドライバーはいついかなる時も
飛びをアピールして新発売されます。
20年前、30年前からずっとそうです。
で、歴代のお爺さんたちは20年前、30年前から
ずっと次のような会話を繰り返してきました。
「ショップで打ったら、めちゃくちゃ飛ぶん
だわ。
で、すぐ買ったら全然飛びゃへん。
あれ、試打用と販売用じゃ、スペックが違って
ねえか?」
「爺は金があるから、飛ばなかったら
飛ばなかったで また新しいのに手~出すら?
だもんで、本当に飛ぶクラブなんて、
絶対に売ってくれんわ。
次が売れんくなっちゃうから。
若い奴は金がないから、ちゃんと試打用のと
同じスペックを売ってくれるけどな。」
「そうだよなあ、若い奴、おんなじクラブで
よう飛ばすもんなあ。
そうだなあ、それだよなあ。頭いいわ。」
そんな器用なことをいちいちメーカーがする
わけはありませんが、お爺さんたちはついつい
そういう妄想に囚われてしまいます。
彼らもまた若い頃は、そのなん世代か上の
お爺さんたちから
「ひょ~、よう飛ぶなあ。ちょっと見せてみろ、
そのドライバー。」
と言われたものなんですが。
そして、今の飛ばしている若い人たちも、
数十年たつと、同じことを言う羽目に陥ります。
2021.6.1
♪めぐる~ めぐるよ 時代はめぐる~
よろこび~ かなしみ くりか~え~し~
ただ、昔の60代なんて本当にお爺さん、
超お爺さんに見えましたが、今は60代だと
かなり若く見える人が多いです。
トレーニングをする人もいますし、ラウンド
回数自体も増えているのかもしれません。
70代なのに鬼のように飛ばす人もお見えです。
飛ばし過ぎて、
「あんなんを競技なのにシニアティで打たして
いいのか?」
という論議の対象になる方もいらっしゃいます。
そういうルールですから、論議自体がおかしい
と言えばおかしいですが。
まあ、頭の構造もそうですし、年を取ってくると、
個人差が非常に大きくなり、食生活、運動、
人との交わりの頻度等で更に差が出て来るような
気もします。
運動量の差と人との交わりの差は大きいと
思います。
そう達磨なんて、面壁九年の座禅で人と交わら
なかったため、足が腐っても気付かなかった人
ですから。