「練習中に歯を見せるな!」
「授業中に笑うとはお前、ふざけてるのかっ!」
「会議の最中に、真剣味が足りんじゃないのか?」
最近でこそあまり言われなくなったような
気もしますが、私の生涯ではよく聞いて
きた言葉です。
少なくとも、
私はよく言われがちでした。
また、戦争映画のシーンではこんなのが
ステレオタイプ的によく出てきます。
日本映画限定ですが。
「貴様〜っ!何を笑っとるか〜!
歯を食いしばれ〜っ!バチーン!」
バカかと思います。
人間の緊張感はそんなに続かないです。
疲れた時にふっと笑顔の出るような
言葉が疲れを取り、場を和ませ、
次につながります。
それは間違いないと思っていますし、
多分、検索すればそのような研究結果は
ゴロゴロと出てくるでしょう。
一方で、悔し涙とかはいいんです、まだ。
ダメなのが怒り散らしたり、
むくれた表情を見せることですね。
あれは見苦しく、観衆はあんなの
見たくありません。
ゴルフに限らず、人気のある選手は、
笑顔を見せ、観客を喜ばせます。
藍ちゃんもそうだったと思います。
すぐに皆さんの頭の中にその表情が
浮かぶでしょうから、ここには載せませんが。
2020.6.4
笑いの多寡って、文化の成熟度と
比例関係になってるという気もします。
人を笑わせるって、結構、難しいです。
タイミングがありますし、
その場の状況で同じ言葉でも、
ドカーンとなる場合もありますし、
シーンとなってしまう場合もあります。
ここで言うとバカ受けするけど、
ひんしゅくも買いそう、
ああ言いたい、でも言えない。
というケースもあります。
同じネタでも自分でハードルを上げ過ぎて
滑ってしまうとか、話の順番が逆で面白く
なくなってしまうということもあります。
ですので、それをいつも心がけているだとか、
頭の良い人でないとなかなか笑わすことは
できません。
「笑いが重要」ということに多くの人が
気付いて、お笑い芸人の地位も上がった
という面もあるでしょう。
そして、人の気分を悪くさせるタレントで、
生き残れる人はいません。
悪人が高笑いして終わる映画、小説、
コミックスもありませんし、
あってもヒットはしません。