報道からですが、菅首相が次のような啖呵を
切ったそうです。
「政調会長が出馬するなら、経済対策の取りまとめを
お願いすることにはならない」。
ということで、首相は下村博文政調会長の総裁選
出馬を断念させたと。
これ、結構、問題発言だと思うんですよね。
そう発言してしまうこと自体も。
①下村政調会長を経済対策の最適任者として
任命したわけでは元々ない。
②最適任と考えていない人物でも自分にペコペコ
するなら要職につける。
③適任者だったとしても自分にペコペコしないなら、
その座に起用することはない。
てことですよね?
日本の経済対策をどうするかよりも、自分に従うか
どうかが優先ってことですよね?
で、それを暗にじゃなく、ダイレクトに
言っちゃうんですよね?
こんなこと、ドラマの中だけかと思ってました。
政界はむろん、会社やいろんな組織などなど
どこにでもある話っちゃ話ですが、どうにも
ならないやるせなさを感じます。
もしトランプ氏がこう考えたなら、実際に
なってしまうかもしれないし、それはそれで、
今よりもまだましかもという気さえしてしまいます。
2021.9.1
「俺は勝負に強い」という菅首相の言葉も
印象的でした。
論理的な裏付よりもそちらを拠り所にして、
オリンピックを強行し、新型コロナ蔓延の
鎮静化を願う。
今まで、個人的には森喜朗氏が史上最悪の
首相だと思っていましたが、彼は多分、
軽く森さんを上回ってしまいましたね。
本当、歴史に長く残る画期的な首相だと思います。
さすがとしか言いようがないです。
松山選手のマスターズ優勝と、佐生選手の
全米女子オープン優勝も長く歴史に残ると
思いますが、彼には敵わないでしょう。
そして、その首相を産んだ人物として
安部元首相も長く歴史に残ることになり
そうです。