昨日のとんねるずの「スポーツ王」はやっぱり
面白かったということで、年末に引き続きPGM
・アコーディアの話です。
①過疎地域はいざ知らず、人口密集地にあるコース
のビジターフィーを極端な低価にすることはない。
⇒人口密集地ではビジターフィーが上がっていく。
②メンバーも大事にするため、ビジターフィーが
上がって来るのであれば、その分、人口密集地
ではメンバーになろうとする人が増えて来る。
③人口密集地では②の結果、会員権取得価格が上昇
傾向になる。
「過疎地域」なんて言い方は失礼になるんですが、
この地域、そこに住むゴルファーにとっては天国
なんですよね。
ですので、「ゴルフ天国地域」とも言えるんですが、
それはさておき、年末の記事ではそんなことを書き
ました。
①は当たるような気がします。
PGMにしてもアコーディアの「値下げ攻勢による
集客戦法」は頭が痛かったはずなんですね。
過疎地域のゴルフ場には、都市部からそのコースに
向かうと交通費と時間がかかるから、安値で集客を
図るのは仕方ない。
むしろ、それしか方法がない。
でも、なんで都市部近郊のゴルフ場まで値下げを
して客をかき集めようとすんの?
そういうコースなら平日1万円、土日祝1万5千円
程度で十分集客できるって。
それを食事が付いて8千円、1万円ちょっととかで
自分とこのコースに詰め込もうとするの?
その結果、混み混みになってハーフ3時間越えが
続出し、そのペースのプレーに慣れちゃうビジター
も出て来てしまう。
対抗上、PGMもその料金設定に追随せざるを得ない
から、なかなかPGMの収益も上がらない。
アコーディアの戦略を止めることは出来ないから、
いっそアコーディアを買収してしまって、そちらで
価格コントロールをしたほうが。
という可能性は十分にあると思っています。
アコーディアの安値戦略の恩恵を被っていた
ビジターの方々にはショックな話になるかもしれ
ません。
でも、他コースの担当者としてはそうなってくれる
と大助かりなんですよね。
元々、ゴルフ場なんてメチャ収益が薄いですから。
2025.1.3
アコーディア買収の一番の目的は、1つずつ買収
して、徐々にコースを増やしていくよりも、一気に
コース数が増える。
更にその結果、スケールメリットを生かしやすく
なるという部分はあると思います。
でも、本日書いたような部分もあるんじゃないか
なあと思っています。
平日1万円ちょっとで昼食付きの場合でも、すぐに
「コスパが悪い」と投稿してくるゴルファーも
アコーディアは育ててしまったと思うんですよね。
つづく