②メンバーも大事にするため、ビジターフィーが
上がって来るのであれば、その分、人口密集地
ではメンバーになろうとする人が増えて来る。
③人口密集地では②の結果、会員権取得価格が上昇
傾向になる。
という流れから、名変料が上昇して来るのでは?
と昨日までで書いたんですが、一方、①で次のような
ことも書かせて頂きました。
PGM・アコーディア約300コースになるといえど、
日本にあるゴルフ場の約14%に過ぎない。
確かに約14%に過ぎないんですが、これが大きな
意味を持ってくるケースも多々出て来ると思います。
例えば、キャンセル料。
ゴルフ場ドタキャン対策「キャンセル料」導入の波
↑は東洋経済オンラインに掲載された記事
ですが、一部を抜粋します。
PGMは昨年7月のビジター予約分からプレー日直前
のキャンセルについて、ゴルフ場によって多少の
違いはあるがキャンセル料の徴収を開始した。
「ゴールデンウィークに調べたら、36ホールの
コースで98枠が予約されていたのに、終わって
みれば70組だったということもありました」。
23年は全予約の8%、約72万人の直前キャンセルが
発生したという。
1人1万円とすれば72億円がキャンセルで失われて
いることになる。
キャンセル、それも直前キャンセルってゴルフ場に
とっては非常に頭の痛い問題です。
逸失利益もそうですし、記事にも書かれていますが、
「ドタキャンで枠が空いてしまえば、プレーをしたい
人の機会を奪うことにもなる。」
⇒その人が始めから予約していなければ、或いは、
もっと早くキャンセルしてくれていれば、やり
たかった他の人がラウンドをすることが出来た。
という面もあり、二重の面でコース側にとっては
頭の痛い問題となっています。
で、PGM(アコーディア含む)は全国の至る所に存在
していますので、PGMがキャンセル料を取るように
なると、他のコースも取りやすくなるんですね。
「キャンセル料が要るの?
ほかのコースじゃ取ってないのに?」
と、取ってないコースだけをつらつらと挙げて何とか
キャンセル料を免れようとするキャンセル者を防止し
やすくもなります。
2025.1.6
キャンセル料請求の有無にも傾向はあります。
全般的に、
「人口密集地のコースでは必要、
そうでないコースでは不要としているコースが多い。」
「必要としているコースでも、平日は請求しないとして
いるコースはある」
と、こんな感じになります。
で、当コースはこれまで、基本的にビジターの方
からは頂きますが、記名メンバーの方については、
「競技会参加当日のキャンセルの場合のみ、
キャンセル料2,200円が必要」
とさせて頂いていました。
が、ある時、翌日の大雨予報が出て予約していた
方々がどんどんとキャンセルする中、あるコンペ
だけがキャンセルされなかったんですよね。
「大雨予報があり、他の方々は全てキャンセル
されていらっしゃいます。
こちらのコンペもキャンセルということでよろし
ければ、当コースもクローズに出来ますので、
助かるんですが。」
「いや、明日行ってから考える。」
「いや、でも、明日はさすがに無理だと思いますよ。
来場され、プレーされるなら厨房、ウエイトレス、
ポーター、マスター室、フロントの人員も待機させ
ますが、出来れば・・・」
「でも僕は雨の時のほうが、むしろスコアもいいし。」
というお返事があり、当日、数多くのスタッフを
揃え、大雨の中でお待ちしていた所、
「ごめんね、やっぱりキャンセル。」
てなことがあり、そういうことを防止するため、
今年から次のようにさせて頂いています。
キャンセル料が欲しいということではなく、
「当日のキャンセルは勘弁してね」という抑止策です。
どうぞ、ご理解を。