今日の話は昨日書きました、
「日本の場合、メンバーコースだけれど、素のビジター
さんも受け入れますよという感じですが、アメリカでは
必ずしもそうとは限らないようです。」
の実例ですね。
例えば、当コースの姉妹コースである、オハイオの
The Medallion Club。
当コースと姉妹コースなのに、そこのメンバーで
ないならば、当コースのメンバーであってもプレーが
出来ないです(そのコースのメンバーと同伴が必要)。
もう少し説明しますと、
現在の会員数は525名で、それを超えた入会希望者
は、枠が空くまで入会できない。
正式に会員になる前に”アクティベーションエメラルド”
というカテゴリーがあり、そちらに上がるとやっと
平日のみゴルフができるようになる。(定員25名)
ゴルフ会員の入会金は1万㌦(メンバーからの
紹介があれば7,500㌦)で、会費は毎月500㌦、
ゲストプレーフィー45㌦(9ホール毎)
カートフィーはメンバー、ゲスト共に14㌦
(9ホール毎)、注 メンバーはプレーフィー無料
その他、練習場利用料などの費用として44㌦、
飲食ミニマムチャージとして60㌦が毎月必要。
電卓を片手に計算して頂ければおわかりのように
メンバーになることが大変な上、メンバーであっても
結構高額な実質プレーフィーとなります。
*ざっと言えば、メンバーはプレーフィー・食事代が
要らないけど、1ラウンドごとにカートフィーだけで
4,200円が必要。
プレーフィー・食事代は要らないんだけど、会費が
月額で約9万円必要(年に直すと約108万円)。
とても、「アメリカじゃ4,000円とか5,000円で
ラウンドができる。」てな言葉だけでは、アメリカ
のゴルフは語れないでしょう。
メンバーコースだと、その金額はカートフィーに
しかならないですし、ビジターばかりでメンバー
コースを回ろうとすれば軽く門前払いを喰らいます。
2024.11.13
あるメンバーさんがアメリカ赴任になったので、
可能ならあちらのMedallionでラウンドしたいと
いう話があり、確認した内容です。
私もびっくり、赴任される方もびっくりの内容
でした。
世界で一番ゴルフコースの多いのは圧倒的に
アメリカだそうですので、その分、プレーフィー
やその中身もピンキリということでしょう。
逆を言えば、日本のゴルフ事情がいかに恵まれて
いるかということも言えると思います。
多くのコースで、ビジターのみのラウンドが可能
ですし、4,000円5,000円ではないかもしれないけど
1万円足らずで回れるコースがいくらでもあります。
メンバーの年会費も多くは3万円前後、高くても
たいていは10万円に届くか届かないかですし。
今回の例のように年間で100万円超のコースなんて
ありませんし、ここは108万円×525人=5億3千7百万円
ですので、年会費だけでこれだけのお金を集めています。
日本のコース運営から考えると、めちゃ羨ましいです。