「アリソンバンカー」という言葉は聞き覚えの
ある方が多いと思います。
私も言葉としては知っていましたが、「なんか
特殊なバンカー?」という印象しかありません
でした。
で、調べてみ所、
「アゴを高くし、脱出を難しくした深いバンカー
のこと」だそうです。
こんな感じです。
てことは、当コースのバンカー、ほとんど全てが
「アリソンバンカー」ということになります。
「道理でメダリオンのバンカー、難しいわけだ」
と思われた方も多いかもしれません。
私も、「そうか、そうだったのか」と思いました。
テレビで見る限り、ジャック・ニクラス氏設計の
コースってみ~んな、こんなバンカーばっかです。
一方で、誰がこんなバンカーを考えたのか?
「チャールズ・ヒュー・アリソン」
この方、チャールズ・ヒュー・アリソンだそうです。
まあ、彼によってゴルフはより面白くなった
とも言えますし、えらいことを考えちゃって
くれたもんだ、という言い方も出来ます。
コース側からすると、「アリソンバンカー」、
雨の後の手入れが大変なんですね。
あごの高い分、バンカーに流れ込む水は勢いを
増して、バンカー内へと流れ込みます。
そして、あごの部分は垂直に近いため、元々、
砂が流れやすくなっており、勢いを増した水には
対抗すべくもなく砂が流されてしまいます。
そういうバンカーが無数にあるため、コース管理
の担当者は雨が降る度に泣いています。
ようやく直したと思ったらまた雨。
雨の多かった3月は、コース管理担当者、本当に
よく泣いていました。
2024.4.12
正直なことを言うと、雨予報が続いている場合は、
そのつどそのつどで、バンカー修復をすることは
ないです。
修復をしてもすぐに砂が流れてしまいますので。
そのため、流水跡にボールが止まった場合は、
そこからバンカー内に動かすことが出来ると
しています。
一方で、アリソン氏。
ウイキペディアの記事によれば、東京ゴルフ
倶楽部朝霞コースの他、藤沢カントリー倶楽部、
川奈ホテル富士コース、廣野ゴルフ倶楽部の
設計もだそうです。
そして、霞ヶ関カンツリー倶楽部東コースや、
鳴尾ゴルフ倶楽部、茨木カンツリー倶楽部東コース
の監修や改造にも。
結構、日本のコース設計に影響を与えた方だった
んですねえ。
無理やりバンカーを深くしたとしたら、
そこまで頑張らなくてもよかったのになあ
というへっぽこゴルファーの感想はありますが。