先日記載したようにキャディは「ゴルファーの
リーダー」、「監督者」ではありませんので、打込みが
あった場合、キャディに責任があるわけではありません。
一方、単に「キャディ」と言った場合、微妙にニュアンス
の異なる2通りがあります。
キャディ(Wikipedia)
詳しくは↑をご参照頂ければと思いますが、1つには
正式な競技に帯同するキャディですね。
ゴルフルールを熟知していなければ務まりません。
もう1つは、一般のゴルフ場でゴルファーのサポートを
目的とした「サービスキャディ」です。
こちらはルールを知っていれば望ましいけど、それが
必須というわけでもありません。
正式な競技に帯同するキャディの場合、
その良しあしで選手の成績も左右されます。
結果、選手はよりよいキャディ、或いは、より自分の
意図に沿ってくれるキャディを探そうとするでしょう。
ということは、キャディには能力差があるということ
です。
それは、同じようにゴルフに打ち込んでいる人でも、
上手い、下手があるのと同じです。
同じ料理学校、或いは、同じ師匠について料理を勉強
した人でも、必ず腕の差が生じて来るのとも同じです。
白鵬の部屋で鍛えられた力士の皆が皆、白鵬のような
横綱になるわけでもありません。
「サービスキャディ」もそれは同じなんですね。
グリーンの傾斜や特徴を良く知っていてパッティング
アドバイスが的確な人もいれば、そうでもない人も
います。
よく気が付く人もいれば、そうではない人もいます。
余計なことを言ってカチンとさせるキャディさんも
いるかもしれません。
そのため、キャディを付けるとなった時に、
「誰々を」とつい指名したくなるかもしれませんが、
不公平になりますので、それはお断りしています。
大変勝手ながら、悪しからず。
2023.5.24
基本的にキャディさんは人手不足です。
これには、
セルフでのラウンドを好む人の方が圧倒的に増えた
⇒キャディの需要が大きく減って来ている
⇒キャディ確保が最優先事項ではなくなってきた
⇒コース側は準備しようという意欲が強くない
という理由があるかもしれません。
一方で、私の娘は大学でゴルフ部に入り、そこで
ゴルフを始めました。
で、アルバイトでゴルフ場のキャディを。
ラインなど読めるわけもありませんし、ゴルフの
規則は知らないわ、ましてやショットのアドバイス
など出来るわけもありません。
ただただ、言われた通りにクラブを運び、球と
クラブを拭いてニコニコしていただけだろうと
思います。
それが実はキャディの最低限の仕事であり、それ
以上のことがあればラッキーと考えた方がいいん
じゃないかなあと思うんですよね。
コース側の人間が言う言葉じゃないよなあ、とは
思いつつもですが、キャディがへりくだっていると、
「俺は偉いん?」と勘違いする人間も一方でいます。
たかが、a few 千円でキャディを奴隷のように
扱ってはお里が知れます。