以前書いたことがありますが、
キャンセル料はそれで儲けるのではなく、
あくまでも逸失利益の防止です。
例えば、土曜日に10組のコンペを頂いた場合、
当コースですと4日前からキャンセル料が
発生します。
即ち、実際にキャンセルとなった場合、
それが火曜日以前であれば、
キャンセル料は不要となります。
そして、火曜日以前でも10組のコンペが
キャンセルとなりますと、それを穴埋め
するのはコース側にとって至難の業となります。
下手をすると約64万円の売上が消えます。
それが前日であれば、ますます絶望的で、
元々、その予約がなければ別の方の予約が
入っていたのにということになります。
そういうことを少しでも防ぎたくて
存在しますが、キャンセル料で儲ける
わけではありません。
そのため、ゴルフ場側とユーザー側との
折り合いの中でキャンセル料というのは
下がって来たのでしょう。
飲食店ですとか宿泊関係の関係者であれば、
十分、ご理解を頂ける話かと思います。
一方で、キャンセル料は予約画面に
記載されており、それをご承知頂いた上での
ご予約というコース側の認識があります。
そして、一般の多くのゴルファーにも
キャンセルをする以上、規定のキャンセル料を
支払うのは仕方ないというモラルがあると思います。
キャンセルは、あくまでも予約の方々の都合に
よるものですので。
でも、ゴルフ場での金銭面のトラブルとして、
「何でキャンセル料を払わなくては
ならないのか?」
は、一番多いです。
所定の料金で申し込んでいて、
その料金でのトラブルはないです。
ラウンドを終えてから、「もっと安くしろ」
という方はいません。
食事を終えてから、「これは高いわ」
という方もいません。
でも、
「何でキャンセル料を払わなくては
ならないのか?」
という方は少なからずいらっしゃいます。
(数で言えばかなり少数派ですが)
曰く、
「ほかのコースでは取ってない」
(理由に上げるのに都合の良いコース名だけを
持ち出されます)
「こんなコロナ過の中、体調不良なんだから
キャンセル料免除が当たり前。」
(キレ気味で:この種の人はたいていそうですが)
まあ、いろんな理由を持ち出されます。
(ちなみに緊急事態宣言中は頂いていません)
でも、そういう方々は、その時々で一番
強そうな理由を持ち出して主張され、
通らなければ別の大義名分を持ち出すだけです。
彼らにとっては、その大義名分のそのものの
妥当性などどうでもよく、説得力さえ強ければ
OKで、自分の主張を通すことだけが重要です。
ですので、この種の方は違う場所では矛盾した
ことを言ってしまってあわわわ状態になるという
面もあります。
今回のような場合は、正直、
「じゃあ、キャンセル料は結構ですから、
もう2度と予約しないで下さいね。」
と私は思ってしまいますが、それは言わず、
そういう方々からは、逆に何としてでも
取ろうと考えます。
強硬ではない、感情的ではない方々については、
ケースバイケースで考えます。
予約者が1人で10人分、22,000円を負担
しようとされる場合などですね。
2021.1.15
大義名分を何とか見つけ出し、
それを武器に押し通そうとされる方。
本当にうっとおしいです。
大義名分なんて無理やり探そうとすれば、
いくらでも見つかりますので。
そして、打込みだとか、前が遅い等のトラブル
発生の場合、こういう方が絡んでいたらと
考えると、それは想像するだけで恐ろしいです。
ですので、来て頂かない方がと思っています。
社会全体にもいない方がと思います。
一方で、キャンセル料をきちんとお支払い
頂ける方は多いです。
そのつど「ごめんなさいねえ。」と思いますし、
また予約して下さいねと本当に思います。
まあ、そもそも予約を取り直される方が
一番多いんですが。